折りたたみ型の3Gケータイでは世界最薄(発表時点)の9.8ミリを実現したNEC製の「N705iμ」は、同じく極薄ケータイとしてリリースされた「N703iμ」「N704iμ」の厚さ11.4ミリから、さらに1.6ミリ薄くなった。
ディスプレイは約3インチワイドQVGAのモバイルシャインビュー液晶で、FOMAハイスピード、おサイフケータイ、200万画素カメラ、直感ゲーム、2in1、WORLD WING(3G)、フルブラウザに対応。スリムボディながら、ほかの705iシリーズに引けをとらないほど機能が充実した。
背面に赤色LEDが点灯する「My Signal」は、LEDの数がN704iμの7×7個から7×17個に増え、さらに表現力豊かに時刻や着信などを表示できるようになった。ボディはステンレス素材を採用し、薄型化と高剛性も実現している。
ダイヤルキーは大きくてスクエアなキーが採用されている。シートキーだがわずかに凹凸があり、触った限りでは、それほど押しづらさは感じなかった。上下のボディ形状は先端からみると角が落とされた台形になっており、指がかけやすいため開閉がしやすい。“1センチ”を下回る極薄の端末だが、薄すぎて使いにくいということはないだろう。

左がN704iμで、右がN705iμ。MENUキーは右下から左下へ、iチャネルキーは左下から右下に変更されている。N704iμはiチャネルキーの長押しで呼び出せる機能はミュージックプレーヤーが固定されていたが、N705iμではiチャネルキーから呼び出せる機能を「iチャネル」「カメラ」「スケジュール」「ミュージックプレーヤー」「Music&Videoチャネル」のいずれかにカスタマイズできるようになった。ダイヤルキーに割り当てられている機能は2機種とも同じだ


本体を閉じた正面(左端)。背面には7×17ドットのLEDが点灯するスペースを用意。右下にはモノラルスピーカーが搭載されている。「マイシグナル設定」から、本体クローズ時や着信時の「My Signal」の点灯方法を設定できる(中央左)。プリインストール素材を使って、それぞれの点灯方法を変更できる(中央右、右端)

「地図アプリ」「PLATINUM SURIKI」「デコメをつくろう」などのiアプリをプリセット(左)。文字入力は、1ステップで本文エリアに入力できるインライン入力に対応(中央)。数字+単位の連携予測変換も健在だ(右)

着うた/着うたフル、SD-Audio、WMAを再生できるミュージックプレーヤー(左)。メニューバーを使い、再生画面上でイコライザの変更や、リピート、シャッフルの設定などができる(中央)。イコライザは10種類が用意されている(右)
写真で見る「N705iμ」
厚さ9.8ミリ、HSDPAやFeliCaに対応する極薄FOMA「N705iμ」
海外で使える厚さ11.4ミリの極薄“N”──「N704iμ」
“折りたたみ3G世界最薄”ボディに個性的なLEDイルミを搭載――「N703iμ」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.