写真で解説する「W61P」(1/2 ページ)

» 2008年01月29日 05時21分 公開
[岩城俊介,ITmedia]

 厚さ12.9ミリの薄型+ワンセグ+大画面ディスプレイ+EZ FeliCa、そしてアクのないスマートなデザイン──。KDDIの新プラットフォーム「KCP+」採用機ではないミドルエンドモデルながら、望まれる機能をほどよくバランスよく搭載するau端末が「W61P」。パナソニック モバイルのWIN端末として初めてワンセグを搭載する。

photophoto 厚さ12.9ミリのスリムワンセグ「W61P」。カラーはフィーノブラック、ルッソブルー、グラツィアホワイト、ジェンティーレゴールド、スプレーモレッドの、つやのある鮮やかなものからつや消しの落ち着いたものまで全5色を用意する(左)。ディスプレイを開けると黒基調のダイヤルキーと2.9インチワイドQVGAディスプレイ。十字キーとダイヤルキー表記はボディカラーと合わせた色が施される

 主な搭載機能・対応サービスは、ワンセグ、EZ FeliCa、有効207万画素パンフォーカスカメラ、LISMOビデオクリップ、EZ「着うたフル」、EZチャンネルプラス、GPS(EZナビウォーク)など。ボディにミラー調のパネルをあしらうとともに、スクエアなシルエットの厚さ12.9ミリ薄型ボディを実現した。

 このW61Pは、基本コンセプトやスペックがドコモの2008年春商戦向けモデル「P705i」(厚さ12.8ミリ、ワンセグ、3インチワイドQVGA液晶)に通じる部分が多い。ディスプレイサイズは2.9インチで、カメラはパンフォーカス、高速な3G通信仕様(EV-DO Rev.A)でない点などは異なるものの、ハイエンド端末はそれほど望まない、幅広いユーザー層をターゲットにできる仕様に仕上げたといえる。

 本体カラーは全5色(ルッソブルー、グラツィアホワイト、フィーノブラック、ジェンティーレゴールド、スプレーモレッド)。鮮やかでブルーやレッド、つや消しブラック、つや入りホワイトなど多岐に富むカラーを用意し「ビジネスシーンやファッション、インテリアなどにも調和する」(説明員)という。“P”端末でおなじみのワンプッシュオープンボタンとともに、握るとほどよい高級感をもたらしてくれる。

photophoto 裏面のやや膨らんだ部分(最厚部は15.9ミリ)に有効207万画素のパンフォーカスカメラとマクロ切り替えスイッチ、外部スピーカー、FeliCaマークがある。カメラがオートフォーカスでないのは少し残念。外部メモリは最大2GバイトのmicroSDが使える(microSDHCは非対応。これも残念)

上下のツートーンカラー構成が特徴だが、ボディが黒基調なので過度の派手な印象を受けないと感じる。背面パネルの上部、ハーフミラー調の黒い部分に0.8インチ(96×25ピクセル)の有機ELサブディスプレイを備える
photophoto 本体左側面にmicroSDスロットとワンプッシュオープンボタン、右側面に平型イヤフォン端子と上下兼マナー・カメラキーを備える
photophoto 本体底面に充電・通信端子を備える
photophoto 黒いパネルから浮かび上がるように表示するサブディスプレイ(左)。暗所では本体カラーに合わせた色でダイヤルキーが光る
photophotophoto サブディスプレイに表示する内容は、電波・バッテリー・日付け・時刻とニュースフラッシュ内容をマーキー表示する形式から、大きく時刻を表示する形式など3種類から選択できる
photophoto バッテリーは3.7ボルト/770mAh。バッテリーを外すと、すぐ裏にシートキーがあるほど薄い。基板はディスプレイ側にあり、P705iやP705iμ(そのほかパナソニック モバイル製の極薄端末)などに採用する、基板に実装した部品の間を樹脂で固めて基板自体の強度を上げる「ボードモールド工法」を用いて実現する。薄型ながら、“しなる”などの不安になる要素はない
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