今回の2008年ソフトバンクモバイル春モデルは、端末メーカーのAVブランドを冠した端末のラインアップが増強された。“ナントカケータイ”の先駆けとなったシャープの“AQUOSケータイ”は今回、新機種がなかったが、パナソニックの“VIERAケータイ”「920P」、そして東芝の“REGZAケータイ”「921T」が登場する。
ソフトバンクモバイル向けに多く端末を投入する東芝。ワンセグを含むハイエンド端末の製造にも長けており、“REGZA”の映像技術は従来のワンセグ搭載モデルなどにも搭載されていた。しかし、“REGZAケータイ”の呼称を与えられてはいなかった。今回の921Tは、色再現性やコントラスト比に優れる有機ELディスプレイを備え、晴れて“REGZAケータイ”になった。
「ようやく来たか」という印象であるが、おりしもテレビ部門の最大ライバルの1社であるパナソニックの“VIERA”も同時に発表されたため、彼らはソフトバンク携帯でも競いあうことになる。なお、春モデル2007年秋冬モデルの「920SH」も併売されるので、シャープの“AQUOSケータイ”ももちろんライバルになるだろう。
921Tはスリムな回転2軸スタイルを採用。2007年秋冬モデル「920T」の(ディスプレイ以外の)基本スペックと、2007年夏モデルの回転2軸ボディ「921T」のコンセプトを融合したモデルという感じだろうか。
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