第1回 FOMAの魅力を盛り込んだ“ビジュアルタイプ”端末──「P2101V」昔のケータイの中身が見たい(1/2 ページ)

» 2008年03月07日 23時59分 公開
[今泉博通ITmedia]

 2001年にスタートしたドコモの3G携帯電話サービス「FOMA」は、対応端末が3種類用意されていた。テレビ電話機能などを備えた“ビジュアルタイプ”のP2101Vと、NEC製の“スタンダードタイプ”端末「N2001」、そしてデータ通信カード「P2401」だ。

 P2101Vは、音声通話に加えてテレビ電話や動画配信サービス「M-stage visual」に対応し、回線交換を使った64Kbpsデジタル通信、上り64Kbps/下り最大384Kbpsのパケット通信(ちなみに503iシリーズのパケット通信速度は最大9600bps)など、先進的な機能を搭載していた。通話とiモードが同時に利用できる「マルチアクセス」や、ケーブルを接続してのデータ通信などには対応していなかったが、FOMAの魅力が体感できる、初代ハイエンドモデルという位置づけだ。

PhotoPhoto FOMAの初代ハイエンド端末「P2101V」。松下通信工業製だ。でかくて重いその巨体は、見る者を圧倒する

 ディスプレイは約2.2インチのTFT。26万色表示に対応している。解像度は、当時は120×160ピクセルが一般的だったが、P2101Vは176×220ピクセルと高解像度だ。カメラは約11万画素のCMOSタイプ。実はドコモとしては初のカメラ付きケータイだった。カメラはテレビ電話に利用するほか、写真/動画の撮影ができる。

 アンテナは内蔵型ですっきりしているが、ボディはいったい何が入っているのかと思うほどに分厚い。外形寸法は56(幅)×104(高さ)×35(厚さ)ミリで、重量は150グラムもある。そのわりにバッテリー容量はさほど大きくなく、3.7ボルトの690mAhで、連続通話時間は音声が約100分、テレビ電話は約70分で、連続待受時間は55時間しかない。

PhotoPhotoPhoto サイズの大きさを隠すためか、かなり曲面を多用した独特のデザイン。底面は全体がカバーされているように見えるが、バッテリーパックの容量は案外小さい。ヒンジ部に、ドコモ端末としては初めて11万画素のCMOSカメラを搭載した。テレビ電話をするためには、イヤフォンマイクを使う必要があった
PhotoPhoto メーカーが違うが、NECの最新端末「N705iμ」と並べてみた。同じFOMA端末かと思うほど厚さが違う。7年間の技術の進歩にはただただ驚くばかりだ
PhotoPhoto ちなみにP2101Vは、N705iμ 3台分よりもさらに厚い

 さて、前置きが長くなったが、早速中身を見てみよう。

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