プリモバイルのメールし放題は、パケット通信料をまったく気にしなくていいサービスなので、受信に関してはセンターにメールをためず、全文受信の設定で問題ない。ただし、メールの受信サイズが実質無制限のPCメールと異なり、ケータイメールはサイズに厳しい。ソフトバンクモバイルの場合は現在以下のような制限がある。
参考URL:http://mb.softbank.jp/mb/service/3G/mail/
とはいえ、プリモバイル+メールし放題で運用するケースでは、圏外や電源オフ時くらいしかサーバにメールためる必要はないので、この制約はさほど問題にはならないだろう。むしろ筆者のケースでは受信数やサイズがともに多く、端末の内蔵メモリが1カ月経たずにいっぱいになってしまった。重要なメールは別のフォルダに移動した上で保護することで対処し、古いメールは自動削除するのがよさそうだ。
筆者の814Tでは、メールで届く添付ファイルを活用するのは事実上難しいため、添付ファイルは何らかの形で削除するか、そもそも添付ファイル付きのメールは転送しないという対策も必要になる。ハイエンドモデルならば、ドキュメントビューアでPDFファイルやOfficeファイルが閲覧できたりするが、814Tには残念ながらその機能がない。また、相手に300Kバイトの制限を考慮してメールを送信してもらうのは事実上困難だ。
個人的には、今後PCに届くメールをむやみやたらと転送せず、一定の条件に合ったものだけを転送する(例えば「現在の重要なプロジェクトに関わる人からのメール」のみに限定して転送する)ことや、無駄な転送を避けるためにPCのメール側で迷惑メール対策も行ないたいと思っている。ただ、PCのメールボックスからどんな手法でメールを転送するかについては、ある程度の手段は確立できてきたものの、まだ決定版というところには至っていない。
今回の筆者のケースでは、PCメールを受信するという使い方を紹介したが、プリモバイルのメールし放題は、写メールやムービー写メールも定額の300円の中で送受信できる。こうなるとムービー写メール送信用端末としてプリモバイルを使うといったことも考えられるだろう。ホワイトプランなら、ソフトバンク携帯あてメールは無料になるが、PC用のメールアドレスに保存用として送信するといった使い方を想定すると、ホワイトプラン+パケットし放題の上限(980円+4410円)よりも断然価格メリットが出てくる。
使い方としてはレアケースになるのだろうが、非常に安価な定額制サービスのメールし放題は、メッセージ端末用として活用することも可能だろう。
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