世界の携帯市場、景気減速の中14.3%増――IDC調べ

» 2008年04月26日 07時31分 公開
[ITmedia]

 調査会社の米IDCは4月24日、世界携帯電話出荷台数についての調査結果を発表した。第1四半期(1〜3月期)の出荷台数は2億9160万台で、ホリデーシーズンを含む前期を11.6%下回ったものの、前年同期からは14.3%増加した。

 今後数カ月の見通しについてIDCは、食品や燃料価格の上昇による可処分所得の減少、世界金融市場への懸念、経済成長の鈍化などで世界の携帯市場への圧力が高まるとみる。一方、新興国市場での低コスト携帯への需要が出荷の伸びをけん引するとし、「競争力のある価格設定と、革新的なサービスプラン」が市場全体を支えると予測する。平均販売価格(ASP)は、低コスト端末の需要増により低下するが、成熟市場を中心としたスマートフォンやBlackBerryといった「統合型携帯端末」の伸びにより、ある程度は相殺されるとみている。

 ベンダー別のランキングは、Nokiaがシェア39.6%を獲得して首位を維持。出荷台数は1億1550万台で2〜4位企業の出荷台数合計を上回る。2位はSamsungでシェア15.9%、3位はMotorolaでシェア9.4%。出荷台数が前年同期比40%減だったMotorolaに対し、Samsungは33%増で、2位の座をより確実なものとした。4位はLG Electronics。DivX携帯のViewtyやiPhone対抗機種のVoyagerとVenusなどの各機種が好調で、Sony Ericssonを抜き、2006年初頭以来の4位への返り咲きを果たした。

携帯電話メーカー上位5社の出荷台数およびシェア(2008年第1四半期)
メーカー 出荷台数(単位:百万台) シェア(%) 出荷台数増減(前年同期比、%)
Nokia 115.5 39.6 26.8
Samsung 46.3 15.9 33.0
Motorola 27.4 9.4 -39.7
LG Electronics 24.4 8.4 54.4
Sony Ericsson 22.3 7.6 2.3
その他 55.7 19.1 20.8
合計 291.6 100.0 14.3
(資料:IDC Worldwide Quarterly Mobile Phone Tracker)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月29日 更新
  1. ダイソーで1100円の「USB Type-C to HDMIケーブル」でスマホの画面をテレビに映すとどうなる? 対応機種なら試してみる価値あり (2026年10月24日)
  2. 20〜30代限定の「ダイナースクラブ ゴールド」登場 スタバやスマホで10倍還元、「食べログプレミアム」が実質無料 (2026年10月26日)
  3. 楽天モバイル、1100万回線突破の背景に「通信品質向上」とOpensignalが分析 下り速度とカバレッジの課題は残る (2026年10月29日)
  4. 「iPhone Duo」は買いか見送りか――賛否 そんな中、登場した「iPad mini」は誰向け? (2026年10月27日)
  5. 個人情報の流出にユーザーはどう備える? 乗っ取りやクレカ不正利用を防ぐ「3段階」の対策ガイド (2026年10月12日)
  6. auが通信品質10部門で単独首位、追うソフトバンクは「小差」 5G SA利用率3.8%の課題も Opensignal調査 (2026年10月28日)
  7. バルミューダが初のコンテンツ事業「パーソナルAIラジオ」発表 “自分だけの番組”を毎朝10分配信する狙いとは (2026年10月27日)
  8. 「Google Fitbit Edge」先行レビュー:画面付き、Google マップ対応の実力は? Fitbit Airとの1万円差を検証する (2026年10月27日)
  9. auショップの問い合わせ半減、通信品質の最適化は2年から1カ月へ短縮 KDDIが示す「AI前提社会」の道筋 (2026年10月27日)
  10. ソニーが6型の空間再現ディスプレイ「ELF-MN1」発売 デジタルフィギュアなど立体映像を裸眼で楽しめる (2026年10月28日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー