2007年度に最も売れたイー・モバイル端末は「D01NE」だった。
D01NEはサービス開始当初に発売されたNECインフロンティア製のPCカード型データ通信端末。大都市圏のモバイルPCユーザーを中心に、PCのデータ通信を定額で利用できる料金プラン「データプラン」(月額5980円、年とく割適用時は月額4980円)とともに人気を得た端末だった。
2位は7.2Mbps通信対応のHUAWEI製USB型端末「D02HW」(2007年12月発売 下半期1位)、3位はネットインデックス製のCF型端末「D01NX」(2007年3月発売 下半期3位)、4位はHUAWEI製USB型端末「D01HW」(2007年6月発売 下半期4位)、5位はWindows Mobile搭載の通信端末「EM・ONE」(2007年3月発売 下半期7位)が入った。
イー・モバイルは2007年3月31日、国内で13年ぶりとなる新規参入キャリアとして開業した。開始当初は東京23区、愛知県名古屋市、京都府京都市、大阪府大阪市などの大都市圏を中心に下り3.6MbpsのHSDPAデータ通信のみで展開。Windows Mobile搭載の通信端末「EM・ONE」、PCカード型のデータ通信カード「D01NE」、CF型の「D01NX」を投入した。
続いて6月にUSB接続型のD01HW(Mac OSにも対応)、7月に基本料金を下げた2段階料金制プラン「ライトデータプラン」、11月に「ギガデータプラン」や2年の継続利用で初期費用を割り引く「新にねん」、12月に最大7.2MbpsのHSDPA通信サービス(国内初)とD02HW、D02NEなどの7.2Mbps通信対応端末を投入。
そして2008年3月、音声サービスを開始した。開業から1年が経過した2008年3月末時点のサービスエリアは、ビルや駅、地下街など屋内対応施設の増加とともに47都道府県に拡大(人口カバー率約70%)。契約者は41万1500に達した。
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