さて、ここでは撮った写真はmicroSDに記録するのが基本……としているが、X02NKは独自のフォルダ構造/ファイル名で記録される。だからどうということはないのだが、メディアに記録した画像をPCに転送する人は少し注意したい。
国内メーカーのほとんどのケータイはデジカメと同じ「DCF形式」(DCIMフォルダの下にフォルダを作ってその中に連番でファイル名を付けていく)に準拠して記録するが、X02NKは「Images」フォルダに「年月(YYYYMM)」のフォルダ、その中にさらにフォルダ(YYYYMMxx)を作って、写真が記録される形式(YYYYMMDDxxx.jpg)となっている。
では、お待ちかねの作例を。
四隅がちょっと流れているのは残念だが、ディテールはそれなりに出ている。今回は天候がやや悪かったのが少し裏目に出たかな。また、このくらいの薄曇りならもう少し派手めに色を乗せてくれてもいいと思う。全体としてナチュラル系の写りだ。
天気がいい日はどう写るか。こちらも雲が多くて微妙ではあるが、このような感じだ。
順光で条件がよければ空の色も緑もきれいに出る。ディテールをよく見るとやや強めのノイズ低減処理をかけたのが確認できるものの、5Mモードで撮って等倍でじっくり見ることをしない限りはまず気にならないだろう。ちなみに、撮影時の縦/横を認知し、縦向きで撮ったなら画像を縦にして記録してくれるのもうれしい点だ。
向きを認識可能なデジカメでは、画像そのものの向きは変えずにExifのタグ情報に撮影時の回転方向が記録される(例えば、画像自体は横位置だが、縦位置で撮影したという情報が残されるため、Exifに対応したビューワを使うと自動的に90度回転されて表示される)。対してX02NKは、記録する画像自体を縦にしてしまうのが特徴だ。
さらに屋外撮影のスナップをいくつか。
レンズの性能はかなりよく、背景のボケもきれい。ただ、さすがに逆光はキツいかな。
基本感度はISO100となる。暗くなると少しずつ感度が上がっていく。
ねこが4匹いるISO400の作例はフラッシュが自動発光したもの。
続いてマクロ撮影を。マクロはシーンモードから「接写」を選ぶ。約10センチまで寄って撮影できる。
どうだろう。背景のボケ方はなかなかきれいだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.