2011年度、3.5G以上のケータイがほぼ9割に――情報流通ビジネス研究所

» 2008年06月04日 23時50分 公開
[ITmedia]

 情報流通ビジネス研究所は6月4日、調査リポート「モバイルインターネット要覧2008年度版」において、携帯電話の世代別市場規模予測結果を発表した。

 同リポートによれば、国内携帯電話市場は音声定額サービスの普及や法人需要の顕在化を背景に、今後も前年比5%程度の伸びで推移し、2010年度には1億2000万加入を超える見通しだという。また第3世代携帯の加入率は2011年度に99.5%となり、ほぼ全ユーザーが3G以上のサービスを利用すると予測している。

 またHSDPAや1X EV-DOといった3.5世代の携帯市場は、2007年度で前年比約85%増加し、加入者全体に占める割合はすでに4分の1を超えている。3.5G市場はKDDIの1X EV-DOがリードしてきたが、NTTドコモやソフトバンクモバイルなどのHSDPAサービスが急拡大しており、2008年度内にも1X EV-DOユーザー数を抜く見込み。2008年度はHSDPAの急増を背景に、携帯電話全体のおよそ半数を3.5Gユーザーが占め、2011年度には3.5G以上がほぼ9割に達すると予測している。

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 モバイルインターネット要覧2008年度版は、A4変型、全430ページの冊子で、定価は9万9750円。同社の直販のみとなる。

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