笑っちゃうほど何もないシンプルカメラ、ピントの合う範囲が独特──「iPhone 3G」荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/6 ページ)

» 2008年08月14日 16時32分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

手ブレとピントの合う範囲に注意

 撮影時に2点、注意しておきたいことがある。

 1つは「手ブレ」。シャッターボタン(画面上のアイコン)はどう構えても押しやすい位置になく、持ち方を工夫しないと手ブレしやすい。同時に裏面のレンズを塞がないように気をつけなければならない。

 もう1つは「撮影距離」。iPhone 3Gのカメラは固定フォーカス(パンフォーカス)だが、その「固定」っぷりに若干のクセがあるようだ。

 よくある固定フォーカスのケータイカメラは「1メートルくらい〜無限遠」でピントが合う。1.5メートルくらいのところにピントの山を持ってくれば、1メートル弱から無限遠までおおむね大丈夫、つまり無限遠でピントが合うところからどこまで寄れるかという設計になっている。例えば、固定フォーカスレンズだったカシオ計算機の初代EXILIMは「0.9メートル〜無限遠」、また、固定フォーカスカメラを搭載するケータイは近距離撮影用のマクロモードがあり、スイッチで切り替える仕組みを採用する。

 でもiPhone 3Gの固定フォーカスカメラは違った。かなり近距離までピントが合う反面、無限遠がぼけるのだ。カメラの詳細スペックは公開されていないので個体差があるのかもしれないが、使ってみた感じでは得意な撮影距離は50センチ〜2メートルくらい。大目に見て、30センチ〜3メートルくらいという感じだろうか。

photo

 右手にiPhone 3G、左手を伸ばしてひまわりを触れている写真を撮ってみた。ひまわりまで約50センチほどだがピントは合っている。

photo

 こちらは、遠景を撮ろうとしたら偶然手前に三脚の頭が写ってしまっていた写真。数10センチほどの距離にある三脚にはピントが合ったが、遠景がぼけていた……というカメラの特性がよく分かる作例になった。

 ……たぶんわざとそうしている。狙いは「ポートレート」。人物を撮る距離でピントが合うように設計したと思われる。

 この割り切り方もよく考えたら今までにない。ケータイカメラにおいて、“風景は撮れるけど近い被写体(人物や小物など)はダメ”なものと、“風景は少しぼけるけど、近い被写体はきちんと撮れる”もの、さてどっち? と聞かれたら断然後者。ケータイでさっと撮りたいのは、たいてい身近なものなのだから。

 このクセをふまえながら作例を見ていこう。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月26日 更新
  1. 「0.2秒で冷却」をうたうペルチェ素子搭載の腰掛けファン Amazonで53%オフ (2026年07月24日)
  2. ドコモが「iPhone 17」シリーズや「iPhone Air」を値上げ 一部機種は残価も引き上げ、実質負担額の影響は? (2026年07月24日)
  3. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  4. 330円で手に入る「足元灯」「非常灯」 充電式になって利便性向上 (2026年07月25日)
  5. 従来の健康保険証は7月31日で利用不可に 8月1日以降は「マイナ保険証」の利用を (2026年07月24日)
  6. 界面活性剤とマイクロファイバーでタッチパネルをきれいに! ダイソーで220円の「スクリーンクリーナー」を試す (2026年07月25日)
  7. サムスンが「Galaxy Z Fold8」で横長折りたたみを投入する理由 AIの進化にもマッチ、“iPhone包囲網”も万全か (2026年07月25日)
  8. なぜ「LINE VOOM」は嫌われたのか 保護者を悩ませた“子供たちの抜け道” (2026年07月24日)
  9. モトローラから新しいミドルレンジスマホ「moto g37」シリーズ登場 ソフトバンク、楽天モバイル、ドコモも取り扱い (2026年07月24日)
  10. ドコモ販売ランキング:新発売の「Xperia 1 VIII」が上位にランクイン【2026年6月】 (2026年07月25日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー