auの販売ランキングも2008年秋冬のハイエンドモデル2機種がスタートダッシュを決め、1位と2位を占めた。
首位はカシオ計算機製の「EXILIMケータイ W63CA」(11月21日発売)が獲得。EXILIMケータイ W63CAは、809万画素カメラとVisualワイドVGAの3.1インチ有機ELディスプレイを備える、カシオ計算機のデジタルカメラ“EXILIM”ブランドを冠したハイエンドモデル。発表時から前評判は高かったが、期待どおり発売早々に躍進した。
続いて2位にシャープ製の「AQUOSケータイ W64SH」(11月19日発売)、3位にソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製の「フルチェンケータイ re」(2008年夏モデル)、4位に同じくソニー・エリクソン製の「Cyber-shotケータイ W61S」(前回1位)、5位にシャープ製の「W62SH」(前回2位)が入った。
今回はEXILIMケータイ W63CAとAQUOSケータイ W64SH、2つのハイエンドモデルがそろって発売されたが、初登場週はEXILIMケータイ W63CAが上回った。ただ、キャリア総合ランキングでも両機種は6位と7位に並んで入った。この結果から想像すると、かなりの接戦だったとも思われる。
一方、新機種が発売されたことで、1つ前の2008年夏モデルを含む旧機種の値下げもより盛んになった。Cyber-shotケータイ W61SやW61Tなどに加えて、中には夏モデルのハイエンド「Woooケータイ W62H」まで「新規シンプルコース一括で1円」とする店舗を見かけ、新機種とともにこの1円端末もプッシュ。「在庫限りです」という売り文句も多く聞かれた。“在庫限り”が、まだどのくらい余裕があるのかは店舗によりけりだろうが、新機種を狙うユーザーだけでなく、au端末を安価に購入したいユーザーも今週末は携帯ショップに訪れてみてはいかがだろうか。
さて、2008年冬モデルを22機種発表したドコモや、同じく16機種を発表したソフトバンクモバイルとは異なり、au端末は新機種の数が少ないのが残念なところ。残る一般ユーザー向けの新機種は、11月28日発売の日立製作所製「Woooケータイ W63H」のみとなった(このほか、データ通信端末の「W06K」とHTC製のスマートフォン「E30HT」がある)。Woooケータイ W63Hも含めた新機種同士の争いは大いに期待したいが、秋冬モデルの“発売ラッシュ”は今回で終了となる。
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