Sony Ericsson、12.1Mカメラ搭載のタッチスマートフォン「Idou」発表Mobile World Congress 2009(1/2 ページ)

» 2009年02月16日 15時27分 公開
[末岡洋子,ITmedia]
photo 「Idou」を手にするSony Ericssonグローバルマーケティング担当副社長のレナード・ホルニック氏

 Sony Ericssonは2月15日、スペイン・バルセロナで開催する「Mobile World Congress 2009」の開幕に先駆け、製品発表会を実施。新端末「Idou」(アイ・ドゥ)を披露するとともに、市場に一歩先んじるためのスローガン「Entertainment Unlimited」を打ち出した。AppleやGoogleの参入、さらには厳しい経済環境もあり、既存の携帯電話メーカーは苦戦を強いられているが、同社が得意とするコミュニケーションとエンターテインメントという2つの要素を強み合わせ、この分野でのブランド確立を目指す狙いだ。

 登壇した同社グローバルマーケティング担当副社長のレナード・ホルニック氏はまず、打ち出したスローガン“Entertainment Unlimited”を説明。「音楽、カメラ、ゲームなど、個々の機能が提供するエクスペリエンスを1台に統合するとともに、エンターテインメントをPCやTVなどさまざまな端末でシームレスに利用できるようにし、コミュニケーションとエンターテインメントを1つに融合する」意味を込め、コミュニケーションとエンターテインメントという2つの要素を、シンプルかつ手軽に利用できるようにする考えだという。

 「Idou」はこれを具現化する最初の端末となる。大きな特徴はキセノンフラッシュ付きの12.1Mピクセルカメラとアスペクト比16:9の3.5インチタッチパネルディスプレイを搭載するスマートフォンであるということ。ゲームやWalkmanの技術を取り入れた音楽・動画プレーヤー(Walkman Player)も備え、デジカメブランドの“Cyber-shot”と携帯オーディオプレーヤーの“Walkman”の機能を1台にまとめた。Symbian Foundationが現在準備を進めるSymbianプラットフォームを採用する。

photo 12.1Mピクセルカメラを搭載する「Idou」
photophoto 3.5インチのタッチパネルディスプレイを備える

 1年前のMobile World Congress 2008で発表した「XPERIA X1」との棲み分けについてホルニック氏は、「“XPERIA”シリーズはイノベーションにフォーカスした先進的な端末であるのに対し、Idouはエンターテインメント用途にフォーカスした端末」と説明。Idouは2009年夏に発売予定。追って、詳細情報を公開していくという。

photophoto 裏面のレンズカバーをスライドするとレンズが現れる。デザインシルエットはauの「Cyber-shotケータイ SO001」に似ている
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