au向けの初代Cyber-shotケータイ「W61S」と比べて「S001」で進化した、または追加されたカメラ機能は以下のとおり。
スペック面では、画素数がW61Sの511万から809万に増加し、撮影サイズに「8M」が加わった。
スマイルシャッターと顔キメは、名称からW61Sの“Lite”がなくなり、より本格的なカメラ機能として強化。スマイルシャッターは、被写体の笑顔のレベルを「強」「中」「弱」の3段階で設定できるようになり、「弱」なら微笑み程度でシャッターが切れる。顔キメは、W61Sでは被写体1人の顔のみを検出するが、S001では最大3人の顔を検出できる。
W61SのBestPicは、約1秒間で9枚を連写し、保存したい写真を自分で選ぶものだった。S001のおすすめBestPictは、約1秒間で7枚を連写し、その中からより“よい笑顔”の写真を勧めてくれる。人物をよく撮る人にはうれしい機能といえる。
新機能として注目したいのが、人物や風景、夜景など全8つのシーンをカメラが認識し、露出やホワイトバランスを自動調整してくれる「おまかせシーン認識」。手動でシーン設定することなく撮影できるので、操作の手間が省けて便利だ。
フォトビューアーについては、こちらの写真記事を参照してほしい。
W61Sから省かれたS001のカメラ機能は以下のとおり。
これらの省かれた機能の中でも特に大きいのが光学ズームだろう。W61Sは最大3倍の光学ズームを利用できるが、S001はデジタルズームのみを利用できる。S001は壁紙(フルワイド)サイズだと3.6倍/29段階、2Mでは2倍/16段階、2M(ワイド)では1.6倍/12段階、3Mでは1.5倍/11段階、5Mでは1.2倍/5段階のズームが可能。なお、8Mではズームはできない。
また、最短3センチの至近距離で接写できるスーパーマクロと、自分撮りに役立つインカメラもS001には搭載されていない。さらにS001には、W61Sでは利用できたテレビ電話機能もない。
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