「Cyber-shotケータイ S001」の前モデルである「Cyber-shotケータイ W61S」は、KCP+対応機としては比較的初期のモデルであるため、キーの反応速度がやや遅く、もっさり感があったのは否めない。S001ではこの点は改善されたのだろうか。
メールで文字入力したほか、待受画面からメインメニューにアクセスして各種設定やツール機能などを起動したところ、W61Sよりもスムーズに動作し、ストレスを感じることなく操作できた。操作した端末が試作機だったため、さらに改善される可能性もあるが、現時点でも素早いキー入力にも十分耐えうると感じた。
メインメニュー起動やメールの文字入力時のキー反応速度をチェック
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W61Sはカメラが起動するまでに5秒強ほどの時間がかかり、あと1〜2秒速ければ……という印象だった。S001では、W61Sのカメラキーの短押しから、レンズカバーを開けることでカメラが起動する操作に変更されたが、素早く起動するのだろうか。
S001とW61Sで、カメラを起動してから画面にアイコンが現れるまでの時間をストップウォッチで3回計測し、その平均値を出した。その結果、W61Sの約5.4秒に対し、S001は約3.8秒で、W61Sより1.6秒ほど短い。この数値もまだ改善される可能性はあるが、ストレスなくカメラを使えそうだ。
機種 | 起動速度 |
---|---|
S001 | 約3.8秒 |
W61S | 約5.4秒 |
S001は最大8Mサイズ(3264×2448ピクセル)の写真を撮影できるが、気になるのはその保存速度。8Mと5Mサイズで撮影した写真の本体とmicroSDへの保存時間をストップウォッチで3回計り、その平均値を出した。画質はFINEにし、そのほかの設定は変えていない。microSDはアイ・オー・データ機器製の512Mバイトの製品「SDMC-512M/A」を使った。
結果は下表のとおり。S001では、8Mサイズの写真を本体の内蔵メモリに保存するのに約3.7秒、microSDに保存するのに約7.9秒かかった。5Mサイズの場合は内蔵メモリが約3.2秒、microSDが約6秒だった。一方、W61Sは5Mサイズの保存に内蔵メモリが約4.8秒、microSDが約6.8秒かかったので、S001では保存速度が1秒前後速くなったことが分かる。
機種 | 8Mサイズ | 5Mサイズ | ||
---|---|---|---|---|
内蔵メモリ | microSD | 内蔵メモリ | microSD | |
S001 | 約3.7秒 | 約7.9秒 | 約3.2秒 | 約6秒 |
W61S | − | − | 約4.8秒 | 約6.8秒 |
カメラの起動速度やキー反応速度、保存速度をチェック
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