新プラットフォームの「KCP+」に対応したau端末は、全体的にキーレスポンスが遅くなってしまった印象があるが、「W61S」ではどうだろうか。待受画面からメインメニュー、メールメニュー、メモメニュー、アドレス帳、アプリ一覧を呼び出してみた。
[メール]キーからメールメニュー→受信ボックス→メインフォルダと開く場合では、画面の切り替わりが少々もたついたが、ストレスを感じるほどではない。また、上下キーを押しっぱなしにしたときの連続カーソル移動はそこそこ高速だ。文字入力時に変換候補が表示される速度もおおむねスムーズだった。ただ、こうした印象は個人差があるので、動画で実際の動きを判断していただきたい。
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主に待受画面から呼び出せる機能の起動速度やカーソルの移動速度をチェックした
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ハイスペックなカメラ機能を持つモデルだけあり、カメラをどれだけ素早く起動できるかについての質問も寄せられた。W61Sはサイドの[カメラ]キーを短押しすると静止画カメラが、長押しすると動画カメラが起動する。今回は使用頻度の高いと思われる静止画カメラの起動速度について調べた。
側面の[カメラ]キーでカメラ(壁紙モード)を起動し、メニューアイコンがすべて表示されるまでの時間をストップウォッチで3回計測したところ、起動に要した時間は平均5.4秒だった。「サッと取り出してすぐに撮影する」というケータイカメラに求められる使用スタイルを考えると、もう少し速くてもよかったかな、という印象だ。
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側面の[カメラ]キーを押してカメラが起動し、メニューアイコンが表示されるまでの速度を測った
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従来のソニー・エリクソンのスライド端末では、待受以外でもキーロックをかけられる「どこでもキーロック」が利用できた。この機能はW61Sにも継承されており、待受時はもちろん、それ以外の操作中でもロックキーを操作すると、キーロックがかかる。
このキーロックは、スライドを開くと一時的に解除され、閉じると再びロックされる。スライドを閉じた状態でロックキーを操作すると、完全に解除される。
スライドケータイの中には、着信時に本体を開いて応答したり、メール受信時に本体を開いて返信メール作成画面を呼び出すなど、スライドの開閉と連動した機能を備えたモデルが多い。W61Sには、残念ながらスライド連動機能は搭載されていない。
付属のTV出力ケーブルを利用すれば、W61Sで撮影した静止画を「フォトビューアー」または「音フォト」からテレビなどに出力できる。音フォトでは、着うたフルやプリセットBGMなどの音声も再生可能だ。動画やワンセグなど、そのほかのコンテンツは出力できない。また、「データフォルダ」から静止画を出力することもできなかった。
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