パナソニック モバイルコミュニケーションズがデジカメブランド“LUMIX”を冠した携帯電話「LUMIX Phone」(ルミックスフォン)の開発表明を行って1カ月、11月4日にソフトバンクモバイルから「LUMIX Phone 001P」としての投入がアナウンスされた。製品の発売は2011年2月中旬以降となっているが、ソフトバンクモバイルの発表会にて実機に触れることができたので、ブースにてLUMIX Phoneの「LUMIXらしさ」とはなにかを尋ねた。
携帯カメラとしては大きなレンズリングに「LUMIX」ロゴ、シャッターボタンとほぼ同軸上に設けられた滑り止めなど、外観としては横長のデジカメといった風情に仕上がっている(他社製品だがキヤノンの「IXY DIGITAL L」シリーズを連想させもする)。本体端からレンズ中央およびシャッターボタンまでは十分な距離がとられており、男性が構えても指がレンズにかかることはなく余裕を持ってホールドできる。
撮像素子は有効1320万画素CMOSセンサーで、レンズは35ミリ換算27ミリの単焦点レンズ。レンズにはマルチコートフィルタが採用されており、ホコリの付着や乱反射を防止する。LUMIXシリーズに搭載されている画像処理エンジン「VenusEngine」で培われた技術を用いた「Mobile VenusEngine」を搭載しており、超解像技術を用いた画質劣化の少ない10倍デジタルズームが可能なほか、LUMIXブランドを名乗る製品として「色の再現性に優れており、特に肌色がきれいに表現できる」(ブース説明員)特徴を持つという。
操作インタフェースはタッチパネル液晶を活用したもので、同じく背面にタッチパネル液晶を搭載した“タッチ・ムービーデジカメ”LUMIX FXシリーズのように、画面上の触れたところへズームあるいはピントをあわせてシャッターを切ることが可能だ。撮影モードには顔検出並びにシーン認識機能を備えた「おまかせiA」のほか、シーセレクトや携帯電話らしくバーコードリーダーなどが用意されている。
携帯電話らしい機能としては、再生画面からすばやく写真や動画をメールへ添付あるいはブログへ投稿できる「ピクチャジャンプ」が挙げられる。再生のサムネイル画面でサムネイルを長押しすると自動的にピクチャジャンプが起動し、そのままサムネイルをドラッグすることでメール添付やブログ投稿、あるいは削除などのアクションが行える。
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