では、早速使っていこう。
MF636は、SIMカードを装着し、Windows PCのUSBポートに差せばドライバや接続ユーティリティツールのインストールが始まるようになっている(端末内にマスストレージとして認識する領域があり、その中にインストーラが保存されている、最近の端末で採用例が増えた方法)。インストールの途中で接続ツールが立ち上がるが、インストールが完全に終了するまではとりあえず待っていよう。言語は英語と繁体字中国語のどちらかが選択できる。無難に英語を選んでおけばよいだろう。
起動した接続ツールには、現時点の電波強度を示すアンテナアイコンが表示される。アンテナが1本以上立っている(利用可能エリアにいる)ことを確認してから画面真ん中の「Connect」ボタンを押そう。ブラウザを起動すると、自動的にCSLの料金プラン選択のための専用サイトに接続される。接続ツールのホーム画面にプリペイド額の残高と電話番号が表示されるので確認しておこう。ちなみに、この専用サイト内の通信には通信料金がかからないので安心してほしい。
CSLプリペイドSIM 料金プラン | 下り最大3.6Mbps | 下り最大7.2Mbps |
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30分 | 8香港ドル | 15香港ドル |
1時間 | 15香港ドル (1日換算で360香港ドル) |
28香港ドル |
1日(24時間) | 38香港ドル (約410円・2010年12月現在) |
68香港ドル |
1週間(168時間) | 198香港ドル (1日換算で約28.3香港ドル) |
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続いて利用する接続プランを選択しよう。画面左の「Subscribe service pass」より、30分/1時間/1日(24時間)/1週間からプランを選択できる。1日(24時間)プランは38香港ドルだ。
ちなみに、1週間のプランはプリペイド額が100香港ドル分しかないため、初期時で残高がすでに足りない。6日以上滞在・利用するなら1週間プランの方がお得なので、必要に応じて残高を追加してからプランを選択しよう。これは1日プランを3回以上利用する場合も同様(こちらは後日リチャージしてもよいが)。具体的な方法は後述する。
なお、この料金は下り最大3.6Mbps/上り最大2Mbpsのものだ。たいていのシーンでは下り最大3.6Mbpsで十分と思うが、より高速な環境が必要なら下り7.2Mbps/上り5.76Mbpsサービスもある。下り最大7.2Mbpsサービスは接続ツールの「Upgrade your speed」より選択できる。1日(24時間)プランは68香港ドルだ。
プランを選び「Confirm」を押せば、そこからインターネットが利用できるようになる。ちなみに、1日/7日のプランも時間単位で計算する仕組み。1日プランは23時に開始したら翌日の23時まで使えるため、無駄なく使えるだろう。
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