海外プリペイドSIM+無線LANルータ導入マニュアル──「香港」編「1日数百円」で海外定額データ通信(3/3 ページ)

» 2010年12月21日 17時00分 公開
[山根康宏,ITmedia]
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クレジットカードによるオンラインリチャージが可能──長期滞在時や高速サービス利用時も手間いらず

 では、初期プリペイド額である100香港ドル以上のプランを選ぶ場合、あるいは1日プランを3回以上利用する場合はどうするか。それも簡単。オンラインでリチャージが可能だ。

photophoto クレジットカードによるオンラインリチャージも可能。残高追加はすぐに反映される

 プリペイド額のリチャージは接続ツール「Top up your account」よりいくつかの方法に対応するが、渡航者において一番簡便なのはクレジットカード支払いだと思う。“via credit card”より、チャージしたい額とカード情報を入力すると、すぐに残高が追加される。

 もう1つの“via voucher”は、購入したリチャージバウチャーでチャージする方法。リチャージバウチャーとは、身近なもので例えるとiTunes Cardのような役割のプリペイドカードだ。カード裏面の番号を入力すると残高が追加される。3日以上滞在する(3日分以上利用する)なら初期チャージ額の100香港ドルでは足りない計算なので、必要な追加額面のカードをセットパック購入時のCSL店舗であらかじめ購入しておいてもよいだろう。

 ちなみにプリペイドSIMカードの有効期限は残高追加後180日だ。ひんぱんに香港へ行く人なら次回の渡航時にも使え、渡航前にあらかじめ残高をリチャージしておくこともできる。また、クレジットカードを利用する方法は細かい端数を指定できるので、プリペイド額がむだにならないメリットもある。

無線LANルータやSIMカードだけの利用もOK

photo SIMロックフリーのポータブル無線LANルータを所持しているなら、プリペイドSIMの購入だけでもOK。セットパックに含まれるものと一緒のプリペイドSIMカードは、100香港ドル利用分付きで100香港ドル。サインアップ/料金プランの設定は(ルータと無線LAN接続済みの)スマートフォンのブラウザからも行える

 今回例に上げたCSLの製品は、プリペイドSIMカードとUSB接続型のデータ通信端末がセットになった、いわゆるPC利用者向けの海外データ通信スターターキットといえるものだ。香港に到着後、すぐにPCでモバイルデータ通信を利用できるメリットがある。

 一方、SIMロックフリーのデータ通信端末、あるいは同ポータブル無線LANルータを所持しているなら、プリペイドSIMカードだけ購入するのが安上がりだ。今回利用したCSLにも、セットパックに含まれるものと一緒の100香港ドル利用分付きSIMカードが用意してある。価格は100香港ドル(約1080円)だ。


CSLプリペイドSIMカード用APN
APN SLP3
ユーザー名 (なし)
パスワード (なし)

 日本国内で普通に単体購入できるSIMロックフリーのデータ通信端末には、例えば日本通信「b-mobileWiFi」などがある。ノートPC以外に、スマートフォンやタブレット端末、携帯ゲーム機などでもインターネット接続を利用するならポータブル無線LANルータ型での利用が向いている。

 海外のSIMカード利用においては、その通信事業者が指定する「APN(Access Point Name)」の設定を行う(渡航前にあらかじめ行っておいてもよい)。今回使用したCSLのプリペイドSIM用APNは「SLP3」だ(SIMカードを装着しただけで、APN設定なしで接続できる場合もある)。

 b-mobileWiFi、および「Pocket WiFi(D25HW)」でのAPN設定方法は、前回行った「台湾編」を参照してほしい。前述の料金プラン決定などの作業はスマートフォンのブラウザからでも行える(PCは必須でない)。



photo

 海外の通信料金は日本よりも安い場合が多く、急な出張時でも現地で簡単に、安価に、かつ端末込みで購入できる国・都市も多い。

 国内キャリアが提供する海外ローミング中でのパケット定額サービスや、国内空港などで展開するレンタルサービスなど利用するのも手軽ではあるが、(今回試したCSLは)3分の1ほどの通信料金で利用でき、滞在日数が多いほど割安になるなら有効に使わない手はない。この先、旅行や出張で香港へ訪れる人は、今回紹介した“プリペイドSIMカードの購入と利用”をぜひ試してみてほしい。


photo

山根康宏 :香港在住の携帯電話研究家。一企業の香港駐在員時代に海外携帯電話に興味を持ち、2003年に独立。アジアを中心とした海外の携帯電話市場の状況や海外から見た日本の携帯電話市場についてなど、海外の視点からコラムや記事を日本のメディアに執筆するほか、コンサルティング活動も行う。携帯コレクターとしても知られ、2008年は100台以上携帯電話を購入。所有する海外端末数は600台以上(2009年3月時点)。





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