韓国でも「プリペイドでLTE」が可能、香港事業者のSIMを試す――海外プリペイドSIM導入マニュアル現地のプリペイドはなぜか3Gのみ(1/2 ページ)

» 2016年04月26日 14時00分 公開
[山根康宏ITmedia]

 韓国のプリペイドSIMカードと言えば長らく「EG SIM」のみだったところに、最近は「KT is」が加わり選択肢が広がった。どちらも韓国の主要なコンビニなどで販売されている。仁川国際空港、金浦国際空港に到着後は、空港内のコンビニでこれらのSIMを買うのが一番簡単だ。

 ところが、仁川国際空港は到着フロアの改装でコンビニが消滅し、最も近いコンビニは空港鉄道駅そばのセブンイレブンのみとなってしまった。また金浦国際空港の国際線出発フロアにあるセブンイレブンは規模が小さいこともあってか、最近はプリペイドSIMが品切れのことが多い。

 これはここだけのことではなく、ソウル市内にある「プリペイドSIMあります」の看板を掲げているコンビニでも同様で、プリペイドSIMの在庫を切らす店が増えているように感じる。しかもこの両者のSIMは3Gのみに対応し、高速な4G回線は利用できない。日本同様に高速LTEネットワーク網が完備されている韓国で、3Gしか使えないのはちょっと残念だ。

韓国でLTEが使える香港のプリペイドSIM 仁川国際空港の到着ロビー。以前はコンビニが3店舗あったが全てなくなってしまった
韓国でLTEが使える香港のプリペイドSIM 空港到着後すぐにプリペイドSIMが買えなくなったのは残念。写真はコンビニチェーンGS25で売っていた「EG SIM」の案内
韓国でLTEが使える香港のプリペイドSIM セブンイレブンのほか、コンビニチェーンCUの一部店舗では「KT is」のプリペイドSIMを扱っているが品切れのことも多い
韓国でLTEが使える香港のプリペイドSIM 今回は触れないがソウルの学生街、シンチョン(新村)にあるJKmobileは日本人留学生などにプリペイドSIMも販売。ここを訪れてみるのも良い

 そこで今回は、香港で販売されている韓国対応のプリペイドSIMで、韓国のLTE回線を利用してみた。香港の通信事業者は国際ローミング対応のプリペイドSIMの販売に積極的であり、4社ある全社が以下のプリペイドSIMを販売している。

CSL

 韓国を含むアジア8カ国(韓国、日本、中国、マカオ、マレーシア、シンガポール、台湾、タイ)周遊タイプのプリペイドSIM。199香港ドル(約2850円)で5日間500MB、または238香港ドル(約3410円)で8日間500MBが利用可能。8日間タイプは発売になったばかりのこともあり、現在プロモーション中で1GBまで利用できる。

SmarTone

 韓国とタイの共用タイプで、238香港ドル(約2850円)で5日間定額利用可能。

China Mobile Hong Kong(中国移動香港)

 同社は韓国専用の7日間データ定額プリペイドSIMを288香港ドル(約4130円)で販売しているがこれは3G接続のみ。LTEを使いたい場合は「4G/3G Super Talk Prepaid SIM Card」(48香港ドル、約690円)などのプリペイドSIMを買い、それを使って韓国ローミングを行う。韓国ローミングの料金は1日ごと98香港ドル(約1410円)。2日程度の短期滞在なら上記SIMを買うより安いのがメリットだ。

Hutchison(3HK)

 韓国を含むアジア10カ国(韓国、日本、台湾、タイ、シンガポール、インドネシア、フィリピン、マレーシア、ニュージーランド、オーストラリア)周遊タイプのプリペイドSIMを288香港ドル(約4130円)で販売。なお同社は「中国・マカオ」「ヨーロッパ用」のものも販売しており、いずれもSIMのサービスは共通で初期残高が異なるだけの製品となっている。韓国で使う場合は最初に利用開始登録を指定ダイヤルに発信する必要がある。

 これらのSIMのうち、China Mobile Hong KongのものはAmazonなどでも販売されている。CSLとSmarToneのものは海外SIM販売店などの取り扱いが主となるが、韓国に行く予定が年に何度かある場合はぜひ入手しておきたい。香港旅行へ行く知り合いがいれば現地で買ってきてもらうのもいいかもしれない。

 ちなみに2016年4月に筆者がキャセイパシフィック航空に乗ったところ、機内ではCSLの8日間タイプのプリペイドSIMが販売されていた。キャセイに乗って台湾や香港に行くときや、友人がキャセイを利用する時に機内販売誌をチェックしてもらうのもいいかもしれない。

韓国でLTEが使える香港のプリペイドSIM China Mobile Hong Kongの「4G/3G Super Talk Prepaid SIM Card」。売価48香港ドル(約690円)で香港内での利用に便利だが料金を追加して韓国ローミングも可能。ローミング用に1枚購入しておくのもよい
韓国でLTEが使える香港のプリペイドSIM キャセイの機内販売誌で販売されているCSLのアジア8日用プリペイドSIM。飛行機に乗った時は機内販売誌を見ておくといいだろう。他の航空会社でも就航先の国のプリペイドSIMを売っていることもある
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月10日 更新
  1. キーボード付きスマホ「Titan 2 Elite」がUnihertzから登場 実機に触れて分かった“絶妙なサイズ感” (2026年03月09日)
  2. 見た目はガラケー、中身はスマホの「MIVE ケースマ」徹底レビュー どこまで実用的で、誰に向くのか (2026年03月08日)
  3. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  4. GeminiやChatGPTがあるのになぜ? ドコモがAIエージェント「SyncMe」を手掛ける理由 強みはdアカウントにあり (2026年03月08日)
  5. 60ms未満の音声遅延速度で端末をワイヤレス化「UGREEN USBオーディオトランスミッター」が30%オフの2309円に (2026年03月09日)
  6. ドコモがAndroid端末の標準メッセージアプリを「Google メッセージ」に変更 +メッセージアプリも引き続き利用可 (2026年03月06日)
  7. iPhone 17eって意外とお得じゃない? (2026年03月07日)
  8. 約8000円で有線CarPlay車両にHDMI入力を追加できる「APP HDMI IN 2」を試す (2026年03月06日)
  9. パナソニックが“弱いロボット“「NICOBO」を開発したワケ 累計販売1万体突破、今後は会話にLLM活用へ (2026年03月07日)
  10. ドコモ3G終了で、あの「固定電話風のケータイ」も通話不可に 「スゴい電話」発売元が案内 (2026年03月07日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年