ソニーは6月11日、同社の電子書籍ストア「Reader Store」を利用できるアプリをソニーモバイルコミュニケーションズの「Xperia」シリーズ向けに提供することを明らかにした。アプリは6月末にリリース予定。
これは、「ソニーのReader Store、次の一手はこうなる?」で予想した内容のとおり。これまで、Reader Storeは同社の電子書籍リーダー「Reader」のほか、タブレット製品である「Sony Tablet」で利用することができたが、これを拡充し、Android 2.3以上を搭載するXperiaシリーズ(ただしSony Ericsson mini S51SEは除く)からもReader Storeが利用可能になる。
先日発表され、7月以降に発売予定の「Xperia GX SO-04D」「Xperia SX SO-05D」では「Reader for Xperia」アプリがプリインストールされる。それ以外のXpiera端末についてはGoogle Playからダウンロードする形となる。
Reader for Xperiaからはアプリ内でReader Storeからの電子書籍購入が可能。スマートフォン向けに最適化されたストアレイアウトとなっており、新着や価格帯での絞り込み検索なども用意される。また、ビューワのフォントには筑紫明朝体を採用した。
デバイスごとの細かな機能比較は以下の通り。概ねSony Tablet向けに提供しているアプリと同じ機能を備えることが分かる。デバイス間でハイライトやしおりを共有する機能はまだ用意されていない。
Reader | Reader for Xperia | Sony Tablet | |
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さらに、2012年秋をめどに、Androidスマートフォンやタブレット向けにReaderアプリを提供する考えであることも明らかにされた。アプリを自社製品以外にも開放することでユーザーの拡大につながるとみられるが、そうした場合でも自社製品との差別化ポイントを打ち出していく可能性は高い。つまり、新製品の発表であったり、サービスの大きな改善がこの秋ごろに行われると予想される。
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