NTTドコモはこれまで、「GALAXY Tab SC-01C」「GALAXY Tab 10.1 LTE SC-01D」「GALAXY Tab 7.0 Plus SC-02D」と3台のSamsung電子製のAndroidタブレットを販売してきた。
そのドコモから2012年秋モデルとして登場した「GALAXY Tab 7.7 Plus SC-01E」は、7インチ台のタッチパネルディスプレイを搭載するSC-01C/SC-02Dの後継モデル。ディスプレイサイズはちょうど7インチから7.7インチへと若干大型化し、解像度もワイドXGAの800×1280ピクセルへと広がった(SC-01CとSC-02Dは600×1024ピクセルのワイドSVGA)。パネルはSamsung電子お得意の有機ELであるSuper AMOLED Plusを採用しており、この7.7インチの有機ELは発表時点で世界最大の製品だという。
前モデルのSC-02DはFOMA対応端末だったが、SC-01EはXiに対応。サービスエリアなら下り最大75Mbpsの高速通信を利用できる。また最大8台までのWi-Fiテザリング機能も利用可能だ。さらに、国内向けサービスのNOTTVとワンセグにも対応している。
SC-01CとSC-02Dは携帯電話としての通話機能も持ち合わせていたが(SC-02Dは別途イヤフォンマイクやヘッドセットなどが必要)、SC-01Eは通話機能を搭載していない。10.1インチのSC-01Dと同じ、Xi対応のデータ専用端末となる。なるべく大きな画面のモデルで、ケータイとしても使いたい――という場合は、5.3インチディスプレイの「GALAXY Note SC-05D」を選ぶことになるだろう。
OSはAndroid 4.0で、プロセッサには米Qualcomm製のSnapdragon S4 APQ8060(1.5GHzデュアルコア)を採用した。また2GバイトのROMと1GバイトのRAMを搭載するなど、ストレージやメモリの大きさも魅力的だ。カメラは約300万画素CMOSのアウトカメラに加え、約200万画素CMOSのインカメラを用意している。
本体のサイズは約133(幅)×197(高さ)×7.9(厚さ)ミリ。幅がSC-01CとSC-02Dから10ミリ以上広がったが、厚さは8ミリ以下とかなりスリムになった。重さは345グラムで、SC-02Dと変わりはない。バッテリーは5100mAhとかなり大きいが、連続待受時間などが未定のため、この大容量バッテリーがどれくらいの恩恵を与えてくれるかは未知数といえるだろう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.