LTEモバイルルーターの全国速度調査、下りはソフトバンク、上りはauに軍配ICT総研調べ

» 2013年02月22日 21時05分 公開
[山田祐介,ITmedia]
photo 速度調査結果の詳細

 ICT総研は2月22日、全国168地点で実施した各キャリアのモバイルルーター速度調査の結果を発表した。NTTドコモ、au(KDDI)、ソフトバンクモバイル、イー・モバイルの4キャリアはLTE、UQコミュニケーションズはWiMAX端末で調査を実施。その結果、下り通信速度の平均は、ソフトバンクが17.27Mbpsで最速となり、上り通信速度はauが9.15Mbpsで最速となった。

 代表的な政令指定都市である全国21都市を対象に、1月22日〜2月12日の期間中、繁忙時間帯(7〜9、12〜13、17〜20時)を除いて調査を実施。端末に接続したPCでWebサイト「RBB TODAY」のスピードテストサービスを利用し、各都市ごとに合計8地点、また1地点ごとに3回速度を計測し、平均速度を導きだした。端末は、ドコモが「L-03E」、auが「Wi-Fi WALKER LTE(HWD11)」、ソフトバンクが「ULTRA WiFi 4G 102HW」、イー・モバイルが「Pocket WiFi LTE(GL04P)」、UQが「Aterm WM3800R」。

 下り通信速度では、全国21都市のうち14都市で、ソフトバンクが最速となった。auは6地点で最速、ドコモは1地点でのみ最速だった。全地点の平均速度は、ソフトバンクが17.27Mbpsで最速だったが、auも16.63Mbpsと肉薄した。ドコモの平均速度は9.25Mbpsと2社と差がつく形となった。イー・モバイルは、9.89Mbpsとドコモを上回る平均値を記録。理論値最大40MbpsであるUQは8.25Mbpsという結果になった。

 上り通信速度では、21都市中20都市でauが最速だった。全地点の平均速度でも、auが9.15Mbpsを記録し他社より頭ひとつ抜けている。次点はイー・モバイルの7.10Mbpsで、ソフトバンクが5.33Mbps、UQが3.34Mbps、ドコモが1.93Mbpsと続いた。

 ソフトバンクは傾向として東名阪地域の下り通信速度で特に強さを見せた。auは下りでソフトバンクに肉薄しつつ、上りで他を一歩リードし、総合力の高さを見せた。ドコモは全体的に苦戦し、特に上りでは5社中最低の平均速度となったが、下り最大100Mbpsのサービスを開始した札幌・仙台エリアでは優れた結果となっており、札幌では下り最速の15.74Mbps、仙台では下り17.39Mbpsを記録している。そのため下り最大100Mbpsエリアの拡大により、高速化が期待できそうだ。

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