米Google傘下のMotorola Mobilityは7月24日(現地時間)、Android搭載のDROIDシリーズの新モデル「DROID MAXX」「DROID ULTRA」「DROID MINI」を発表した。モデル名に「RAZR」は入っていないが、それぞれ昨年9月に発表した「DROID RAZR」の3モデルの後継機に当たる。
米国では米Verizonが独占販売する。同日から予約を受け付けており、8月20日に発売する。価格は2年契約付きでMAXXが299.99ドル、ULTRAが199.99ドル、MINIが99.99ドル。
新プロセッサ「Motorola X8 Mobile Computing System」を採用し、8月1日に発表される見込みの「Moto X」にも搭載されるとみられる新機能を備える。
X8は、1.7GHzデュアルコアのアプリケーションプロセッサ、400MHzクアッドコアのGPU、自然言語プロセッサ、コンテキストアウェアコンピューティング(ユーザーの状況を判断する技術)プロセッサで構成されている。
X8により、Google Glassと同じように、音声で起動できる。「Touchless Control」というこの機能で、「Ok Google Now」と呼び掛けることで端末を起動する。起動の他に、通話発信、ナビの起動、音楽再生なども音声でできる。
また、端末を2回振るとカメラが起動し、ディスプレイ上をタップすると撮影できる「Quick Capture」機能を搭載。撮影した写真は、「DROID Zap」機能でスワイプするだけで近くにいるDROIDユーザーと共有できる。
「Active Display」は、プッシュ通知を画面の一部で表示する機能。ディスプレイ全面で表示するよりバッテリーを節約できる。
いずれも筐体の素材はDROIDの特徴であるKEVLARのユニボディで、メインカメラは1000万画素。
ハイエンドモデルのMAXXの特徴は、48時間というバッテリー持続時間(3500mAhで無線充電に対応)。ULTRAの特徴は7.18ミリという薄さ。バッテリー(2130mAh)以外はMAXXとほぼ同じ仕様になっている。MINIは新機能が楽しめる小型で安価なエントリーモデルで、ディスプレイは4.3インチだ。
■新DROIDシリーズの主な仕様
機種名 | DROID MAXX | DROID ULTRA | DROID MINI |
---|---|---|---|
OS | Android 4.2.2(コードネーム:Jelly Bean) | 同左 | 同左 |
ディスプレイ | 5インチ(1280×720) | 同左 | 4.3インチ(1280×720) |
CPU | Motorola X8(1.7GHzデュアルコア) | 同左 | 同左 |
RAM | 2Gバイト | 同左 | 同左 |
ストレージ | 32Gバイト | 16Gバイト | 同左 |
外部メモリ | なし | 同左 | 同左 |
メインカメラ | 1000万画素 | 同左 | 同左 |
インカメラ | 200万画素 | 同左 | 同左 |
サイズ | 71.2×137.5×8.5ミリ | 71.2×137.5×7.18ミリ | 61.3×121.25×8.9ミリ |
重さ | 167グラム | 137グラム | 130グラム |
バッテリー容量 | 3500mAh | 2130mAh | 2000mAh |
ネットワーク | WCDMA/CDMA/GSM/LTE/HSUPA/CDMA EV-DO | 同左 | 同左 |
カラー | 黒 | 黒・赤 | 黒・赤 |
Verizonでの価格 | 299.99ドル | 199.99ドル | 99.99ドル |
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