「iOS 7.0.3」公開、パスコードロックの脆弱性など修正

» 2013年10月23日 07時34分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 米Appleは10月22日にリリースした「iOS 7.0.3」で、パスコードロックが迂回される問題など複数の脆弱性や不具合を修正した。

 同社のセキュリティ情報によると、脆弱性は3件あり、いずれもiPhone 4以降に存在する。このうち2件はパスコードロック迂回の脆弱性で、iPhoneの画面上で特定の操作を行うことによって任意の番号をダイヤルできてしまう問題と、パスコード入力画面表示の時間差を利用して、誤ったパスコードの入力を何度も繰り返した場合でもアクセスできてしまう問題が修正された。

 また、画面ロック時のPhoneアプリに存在する競合状態の脆弱性が原因で、特定の状況下で任意の連絡先が表示されてしまう問題にも対処している。

 iOS 7.0.3ではこのほかに、オンラインアカウント用に推測されにくいパスワードをSafariで生成できる「Password Generator」などの新機能によってセキュリティを強化。また、「iMessage」が一部のユーザーに送信できない問題や、音声機能機能の「Siri」や「VoiceOver」が質の低い声を使ってしまう問題など、複数の不具合が修正されている。

 対応製品はiPhone 4以降、iPad 2以降、iPad mini、iPod touch(第5世代)となっている。

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