長文入力には欠かせない!――Bluetoothキーボードはこう選べ Android編ビジネスタブレットのお供に(3/3 ページ)

» 2014年02月06日 13時00分 公開
[森田秀一Business Media 誠]
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マウスもあればPC同然?

Photo 「Google Keep」アプリとiWnnの組み合わせで利用感を試してみた

 実際のところ、Android端末のキーボード入力はどれくらい快適なのか。Android 4.4をインストールしたNexus 7(2012年版)で試してみた。日本語入力システムは標準搭載の「iWnn」を選択。アプリは「Google Keep」を使った。

 入力時の操作感は、Windows PCほぼそのままだ。上下左右のカーソル移動、Shiftキーとカーソルキーの組み合わせによる範囲指定、Ctrlキーを使ったカット&ペーストは当然サポートする。個人的には一番ありがたかったのが、漢字変換中にF6〜F10キーによる変換が実行できたこと。例えば「Bluetooth」と入力したいときに漢字入力がオンのままだと「bぅえとおth」となってしまうが、F10キーを数回押せば、タイプをやり直すことなく本来の「Bluetooth」に変換できる。

Photo 当然、文節単位変換も可能。文節伸縮はカーソルキーのみで行える(画面=左)。スペースキーで変換を開始しなくても、画面下部には推測候補が出る(画面=右)
Photo 範囲指定もラクラク

 とはいえ、特殊記号などの入力には制限がある。このあたりの情報はリュウドが自社製品利用者向けに公開しているサポート情報ページが参考になる。別機種を利用している場合にも役立つ情報が掲載されている。

 アプリによっては、Tabキーを使った項目間移動も行える。Google Keepならタイトル入力エリアと本文入力エリアの間をTabキーの1回押しだけで移動できる。さらに言えば、画面上部の特殊メニューをTabキーで選択し、Enterキーで実行することすら可能だ。このあたりはまさに、Androidならではの優位性といえるだろう。

 ただ、Tabキーによるメニュー間移動は、アプリの作り込みにも相当依存するようだ。Google製以外のアプリでは、あまり機能する場面がなかった。

Photo 画面右上のアイコン(パレット状)に注目。Tabキー入力だけで、このアイコンにフォーカスがあたる(画面=左)。Enterキーを押せば、このポップアップウインドウが開くが、ここではカーソルキーが効かなかった。作り込みはまだまだこれからなのだろう(画面=右)

 また、Bluetoothキーボードを接続するなら、Bluetoothマウスも用意するとさらに利便性が高まる。操作感はさらにWindowsに近くなり、タッチパネルに触れることなく、ホームボタンやバックキーをマウスでクリックしてアプリ間を行き来できるのはかなり便利だ。スクロールホイールも、ホーム画面やブラウザで機能する(アプリによっては機能しないこともある)。唯一、ピンチイン/ピンチアウトに相当するマウス操作は見つからなかった。

キーボードに何を求めるかで“最適な1台”は変わる

 Androidキーボードの使用感を見てきたが、Windowsに近い操作感を実現している一方で、日本語配列で利用するのにアプリのインストールが必要であるなど、いくつかの制限もあった。Bluetoothキーボードを取り巻く状況は日進月歩といったところだ。

 Android用Bluetoothキーボードを選ぶ際の決定打は何かといえば、キー入力のしやすさをはじめとする操作感全般だろう。ただ、恐らく万人が満足する量産型Bluetoothキーボードはない。スペックのどの部分を重視するかで、結論は変わるだろう。

 ただ、日本語配列キーボードはWindows端末との相性がよく、Android用に買って、Windowsでも流用したいというニーズはかなり多いはずだ。そうなると、ペアリング台数が2台以上の機種が上位候補になってくるだろう。

 この点を踏まえて選ぶなら、ロジクールのK810、リュウドのRBK-3000BTがおすすめだ。ただし、この2機種も個人的には完ぺきとは言えず、特にF1〜F12キー入力がFnキー同時押しタイプである点には不満が残る。

 すでに紹介したように、Android端末ではF1〜F12キーが機能する場面があり、Windowsで使うならこのキーを使ったショートカットは山ほどある。F2でファイルをリネームしたり、Alt+F4でアプリを閉じたりしたいのだ。

 このように、Bluetoothキーボード選びは「複数OSでの使い回し」という要素が絡むと、とにかく複雑になる。その上、「Enterキーの直上にBackSpaceがないとイヤだ」「カーソルキー4つが横1列に並んでいるなんて信じられない」「なんで一番左下にFnがあるんだよ! そこはCtrlだろ!」といったような、日ごろ慣れた指使いも関係してくる。

 一眼レフのレンズを収集し始めると止まらなくなる“レンズ沼”ではないが、“Bluetoothキーボード沼”も実は広くて深い。不断の追求が今後も必要となりそうだ。

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