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» 2014年07月23日 19時56分 公開

荻窪圭のiPhoneカメラ講座:第54回 iPhoneでなかなかうまく撮れない、夕焼けと月を撮る (2/2)

[荻窪圭,ITmedia]
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iPhoneで月を撮る

 夕焼けより月の方が難題だ。夜空の暗さに比べて月があまりに明るすぎるのだ。

 普通に撮るとこんな風に、月がもやっと明るくうつっちゃって、肉眼で見たときの風情はあまり出ない。

普通に撮った月 普通に月を撮るとこんな風にノイズがもやっと出て、さらに月の周りももやもやしちゃう

 だからといって、夕日の時と同様に月を指で「タップ」しても効果はほとんどない。

カメラが明るさを判断するエリアに比べて、月が小さすぎるからだ。指で月をタップすると、月とその周りの夜空の両方をカメラが見ることになっちゃうので、月だけに明るさを合わせるってわけにはいかないのだ。

 そういうときはどうするか。

 ぐるーっと周りを見渡してみよう。街中ならネオンや店内の照明で明るい場所があるはずだ。まずそっちにカメラを向ける。そしてその明るいところで長押しして「AE/AFロック」をかけてやる。

 AFもロックしちゃうけど、数メートル離れたところにピントを合わせれば無限遠(つまり月との距離)までピントが合ってくれるので、ロックした距離が近すぎなければ大丈夫。面倒なので細かい計算はしてないけど、ピントの合う範囲って被写体が遠ければ遠いほど広くなるので、iPhoneのようなイメージセンサーが小さくて広角系のレンズだと数メートルも無限遠も同じなのだ。だから細かい事は気にしなくてOk。

 ぱっと見渡したら、立ち飲みやさんが明るそうだったので、そこに合わせてみる。

明るい場所を見付けて長押し明るい場所を見付けて長押し 左の画面のように、適当に明るい場所を見つけて、そこで長押し。明るい場所に合わせてAE/AFロックをかけてカメラを月に向けると、さっきより空がぐっと締まって見えるのが分かるはず

 そんな感じで月を撮ってみたのがこちら。

月がきれいに空がぐっと暗くて月らしくなった。その分地上のあれこれが暗く写るけどそれは問題なし

 続いて、うちのベランダから撮った月。普通に撮ると以下の左の写真のようになる。が、振り返って明るい室内にカメラを向け、そこでAE/AFロックして撮ったのが右の写真。

明るい作例 夜空に明るさがあっちゃってるから、ノイズも多いし月も無駄に明るい
きれいに撮れた作例 空がぎゅっと暗くなり、街の灯りと月だけが光っている

 せっかくのスーパームーンだったのに、月がきれいに撮れる場所にいなかったのはわたしが悪いのでありますが、街中で地上に灯りがたくさんある街中や都会で撮ると、ビルの中に月がぽっかりという、いい写真になるはず。

 月がきれいだから撮りたい、と思ったら、そのまま月に向けるのではなく、まず周りの適度に明るいものでAE/AFロックしてから、おもむろに月に向けるべし。AE/AFロックは標準カメラアプリのみで使えて操作も簡単なので、実に有用な機能なのである。

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