TCLコミュニケーションは9月4日(現地時間)、ドイツ・ベルリンで9月9日まで開催される「IFA 2015」に合わせて、グローバルブランド「ALCATEL ONETOUCH」の新製品を発表した。
ALCATEL ONETOUCHは、仏アルカテル(現在のアルカテル・ルーセント)の携帯電話端末事業をルーツとするブランド。2015年8月には、日本市場での活動を本格化した。
本稿では、IFA 2015会場に展示されている実機の画像や筆者の感想を交えて、新製品の概要を紹介する。
若者向けに立ち上げた新ブランド「GO」では、Androidスマートフォン「GO PLAY」と腕時計型ウェアラブルデバイス「GO WATCH」を投入する。いずれもIP67等級の耐じん・防水性能を持ち、耐衝撃性能を有する。
GO PLAYは、8色のポップなカラーラインアップから選べる。OSはAndroid 5.1で、画面は5型のHD(720×1280ピクセル)液晶、プロセッサにはQualcommの「Snapdragon 410」を採用しており、スペック的にはミッドレンジモデルとなる。ナビゲーションキーは画面の外にタッチセンサーとして搭載している。イヤフォンマイク端子とMicro USB端子にはキャップが付いていて、しっかりと閉めることで防じん・防浸性能を得られる。
カメラは、メインカメラが800万画素、インカメラが500万画素のセンサーをそれぞれ採用している。ターゲット層を考慮すると必要十分なカメラを搭載したといえるだろう。
インカメラを使った面白い機能として、「ViewMe」というアプリがプリインストールされている。これは、インカメラに写った自分と、スクリーンキャプチャを同時に録画する機能で、「ゲームをやっているところを録画して、プリインストールされている『Periscope』『Vine』や『Zello』を使って投稿すること」(説明員)などを想定しているそうだ。それを聞いた筆者は、地図を見ながら困った顔で場所を探しているところを投稿――という使い方もできそうだと思った。
GO WATCHは、スポーツウォッチ風の見た目が特徴だ。フロントケースとバンドは自由に交換ができ、自分好みの見た目に仕上げることができる。
プラットフォームは独自のものを使っていて、Android端末またはiOS端末と組み合わせて使うことができる。電話・SNS・メールの着信通知の表示はもちろんのこと、自分の感情を「GO」ボタンを押すことですぐにSNSなどでシェアすることができる。感情を示すアイコンは、時計本体についているジャイロセンサー、心拍センサーと加速度センサーから自動的に合っているものを選ぶようになっている。もちろん、自分で選ぶことも可能だ。
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