11月19日、福岡県飯塚市が開催する「e-ZUKAスマートフォンアプリコンテスト2016」の最終審査会と授賞式が開催された。
e-ZUKAスマートフォンアプリコンテストは、2011年から飯塚市の産学振興課が中心となって開催されているアプリケーション開発コンテスト。アプリ開発を行うエンジニアや学生、IT企業などとの交流の場を創出し、優れた技術者の発掘と育成、自由でクリエイティブなアプリ開発の推進、さらには“IT技術者が集まる飯塚”を発信するイベントとして実施している。会場となった飯塚市の九州工業大学の飯塚キャンパスは、国内では初のコンピュータサイエンスの総合学部、情報工学部があるところとしても知られる。
最終審査会では、書類選考を通過した21組が、審査員を前に公開プレゼンテーションとデモを行い、アプリのコンセプトや完成度をアピール。その後クランプリと協賛各社による企業賞が決定した。グランプリには賞金30万円が贈られたほか、協賛各社の賞には副賞が授与された。
今回で5回目の開催となる本コンテストでは、企業からの参加者だけでなく、学生の参加者も多いのが特徴で、地元である九州工業大学や麻生情報ビジネス専門学校の学生のほか、奈良先端科学技術大学院大学、和歌山大学、関西学院高等部などからも最終審査会への出席があり、各賞を受賞した。高校生の参加は今回が初めてだ。飯塚市長の齊藤守史氏、審査員長を務めた青森公立大学准教授/博士(工学)の木暮祐一氏は、それぞれあいさつでこのコンテストを起点とした産学連携などが進んでいること、年々応募作品のクオリティが向上していることなどを紹介し、コンテスト開始当初の理念が実現されつつあることに喜びを見せた。
受賞作品は以下の通り。副賞の中にはなかなか珍しいものや豪華なものもある。例えばトヨタ自動車九州はテストコースの見学、シャープは同社製スマートフォン、富士通は同社製のノートPC、リンクトブレインは「Nintendo Switch」(発売後に受け渡し)などを副賞として用意していた。
賞名 | 受賞アプリタイトル | 受賞グループ名 |
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グランプリ | ||
グランプリ | 「おもてなし」 | TMT |
各賞 | ||
トヨタ自動車九州賞 | 「Drivers」 | 関西学院高等部数理科学部 |
StartupGoGo賞 | 「おもてなし」 | TMT |
ヌーラボ賞 | 「休暇届作成Bot アンジェリーナ」 | BIY UNITED |
TRIART賞 | 「レンタッチ」 | ぽやしみ〜 |
飯塚病院賞 | 「先人たちの言葉」 | greatman |
福岡県済生会飯塚嘉穂病院賞 | 「Planning DEBU」 | メゾフォルテじゃないから恥ずかしくないもん!工房 from P&D |
アライドアーキテクツ賞 | 「議事録作成Bot べリンダ」 | BIY UNITED |
オプティム賞 | 「ソクトレ」 | 藤枝拓弥 |
シャープ賞 | 「ゲレココ」 | ゲレンデココナッツ |
アシアル賞 | 「最弱の俺が最強になるまで」 | 蝉 |
グルーヴノーツ賞 | 「こうけんコレクション」 | ただガチャ from P&D |
タカハ機工賞 | 「United Photogram」 | Multi-Dimensions |
NOTE賞 | 「ソクトレ」 | 藤枝拓弥 |
パソナテック賞 | 「レンタッチ」 | ぽやしみ〜 |
リンクトブレイン | 「こうけんコレクション」 | ただガチャ from P&D |
先端分野部門 IDCフロンティア賞 | 「Tobaccotchi」 | Team Hersh |
先端分野部門 横河レンタ・リース賞 | 「オンクロ(OpenCloset)」 | 小町達(こまちーず) |
先端分野部門 富士通賞 | 「宝物探しGo」 | ミライノカイゴ |
先端分野部門 ブロードバンド推進協議会賞 | 「オンクロ(OpenCloset)」 | 小町達(こまちーず) |
優秀技術 ハウインターナショナル賞 | 「Tobaccotchi」 | Team Hersh |
オーディエンス賞 | 「こうけんコレクション」 | ただガチャ from P&D |
賞名 | 受賞アプリタイトル | 受賞グループ名 |
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参加権 | 「NiceVoice -みんなで早起き-」 | Team うさぎ |
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