それでは、iPhoneあるいはiPadのタッチスクリーンやホームボタンが反応しなくなってしまった場合に、本製品を接続して操作する具体的な手順を見ていこう。
まずは本製品を接続した状態で左上のボタンを2回押し、ログイン画面を表示させる。「Touch ID」が使えるならそこから指紋認証でログインしても構わないが、使えなければキーボードからパスコードを入力してログインする。まずはこれが第一段階だ。
さて、ログインできたはいいものの、この状態で使えるのはホームボタンと検索、および音量調節など一部のキーだけだ。任意のアプリを起動したり、設定画面を呼び出したりすることはできない。
ここで活用したいのが「Siri」だ。ホームボタンの長押しでSiriを起動し、アクセシビリティ機能の一つである「Voice Over」をオンにするよう指示する。これが第二段階となる。
Voice Overがオンになると、キーボードを使って項目を選択できるようになるので、「設定」を開いて「一般」→「バックアップ」と進み、必要な項目にチェックを入れてiCloudにバックアップを開始すればよい。以上が第三段階だ。
このほか同様の操作方法で、バックアップの対象から外していた項目を再度オンにしたり、Wi-Fiのオンとオフを切り替えるといったこともできる。うまく動かないのがホームボタンだけで、タッチスクリーンは問題ないという場合は、本製品でロックを解除した後に「AssistiveTouch」をオンにして画面上に疑似ホームボタンを表示し、操作するという手もある。
ちなみに、バックアップはiCloudではなくiTunesを使う方法もあるが、これはPCがあって初めてできることであり、さらにロックを解除しない限りバックアップは行えない。その点、本製品でサインインしてiCloudへのバックアップを行うのは、緊急時の対処方法としても現実的だろう。
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