コンパクトでシンプルな折りたたみ型PHS「WILLCOM 9(WS018KE)」懐かしのケータイギャラリー

» 2017年07月23日 10時00分 公開
[ITmedia]

 ITmedia Mobile編集部で発掘された、思い出のケータイを振り返る連載。今回紹介するのは、ウィルコム(現・ソフトバンク)のケーイーエス(現・オーパス)製のPHS「WILLCOM 9(WS018KE)」です。

「WILLCOM 9」(閉じた正面)
「WILLCOM 9」(閉じた背面) 「WILLCOM 9(WS018KE)」

 WS018KEは、PHSの通信モジュール部分だけを抜き出した「W-SIM」を挿入することで初めてPHSとして“成立”します。W-SIM対応端末としてコンパクトかつシンプルなデザイン・機能で人気を集めた「9(nine)シリーズ」の最終モデルでもあり、シリーズで唯一の折りたたみ型ボディーを採用しています。

「WILLCOM 9」(開いた正面)
W-SIM 画面側の本体上面に「W-SIM」スロットが用意されている。ここにW-SIMを挿入することで、初めてPHSとして機能する(写真は「青耳」こと「RX420IN」を挿入しようとしているところ)

 シンプル機能がウリの9シリーズでしたが、利用者のニーズの変化に合わせて、WS018KEでは130万画素のカメラを搭載し、デコラティブメール(装飾メール)に対応しました。

 WS0158KEは、発売と同時に提供が始まった「ウィルコム ガジェット」にも対応しています。待ち受け画面上にニュースや新着メール、乗換案内などさまざまな情報・機能を表示できました。

カメラ回り 130万画素のカメラを搭載。マクロ撮影の切り替えは手動だった

 2008年7月の発売当初はホワイト、ブラックの2色展開でしたが、2009年9月に新色としてピンク、イエローを追加。そして、2009年11月にはメーカーがケーイーエスからネットインデックス(現・ネクス)に変更になるという、少し特異な経歴を持つ端末でもありました。

「WILLCOM 9」の主な仕様

  • 発売日:2008年7月18日
  • キャリア:ウィルコム
  • メーカー:ケーイーエス(現・オーパス)
  • サイズ:約80.4(幅)×43(高さ)×19.4(奥行き)mm
  • 重量:約82g
  • メインディスプレイ:2型(240×320ピクセル)TFT液晶 26万2144色表示
  • アウトカメラ:有効約130万画素CMOS
  • ボディーカラー:ホワイト、ブラック、ピンク、イエロー

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