今日から始めるモバイル決済

東急電鉄がモバイル決済サービス「.Pay」提供 カード不要でクレジット決済

» 2018年03月14日 16時35分 公開
[田中聡ITmedia]

 東急電鉄が、新たなモバイル決済サービス「.pay(ドットペイ)」を開発。4月から法人向けに販売する。

 .Payは、企業や店舗が提供する販促やクーポンのアプリに、クレジット決済機能を搭載したもの。飲食店やスーパーなどの実店舗での支払いを想定している。.Payという独立したアプリが存在するのではなく、既存の販促アプリに.Payの決済機能を組み込む形となる。NTTデータの決済ネットワーク「CAFIS」を利用し、クレジット番号は表示されない。

 物理的なカードを発行するのではなく、既存のアプリにクレジット決済機能を組み込むので、ユーザーは新たにカードを持つ必要はない。登録審査はその場で行い、最短1分で完了するとのこと。東急電鉄によると、「カード不要」で「実店舗で利用できる」モバイル決済としては、世界初だという。

 ユーザーが販促アプリから支払い手段として「.Pay」を選び、店舗側がスマートフォンやタブレットに表示させたQRコードを読み取ると、決済が完了する。通常のクレジットカードと同様、指定した銀行口座から料金が引き落とされる。

.Pay 各販促アプリに「.Pay」を追加。ユーザーは店頭のQRコードを読み取って支払いができる
.Pay 店舗側は、QRコードを表示できるスマートフォンやタブレットがあれば導入可能

 店舗側はスマートフォンやタブレットがあれば簡単に導入できる(POSレジアプリは別途導入する必要がある)。また、顧客情報や決済データを生かした販売促進やプロモーションなどの施策ができることや、決済の効率化によって業務負荷を軽減できることもメリットとなる。

 ユーザーは店舗によって複数のカードを持つ必要はなく、スマートフォン1台で複数のクレジット決済機能を使える。クレジットカードを持ちたくない、使いたくないという人にとって、クレジット決済のハードルが下がるというメリットもある。ただし支払時には各販促アプリを立ち上げて.Payの決済画面を表示させる必要があるので、それなりに手間は発生する。年会費は基本的に掛からず、ポイント制度の仕組みなどは各企業や店舗が自由に決められる。

.Pay 複数のクレジットカードを持たずに、スマートフォン1台で複数店舗のクレジット機能を使える

 4月から「ぐるなび」への提供が決まっており、ぐるなびと提携している店舗で利用できるようになる。どの店舗が対応するかはまだ決まっていないが、まずは東急線沿線で先行展開していく。そこで得た知見をオープン化し、日本全国に新たな決済手段の在り方を提供することを狙う。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月28日 更新
  1. 「楽天モバイルWiFiスポット」を試してみた 屋内通信の不満解消へ期待も「接続性」に課題 (2026年07月26日)
  2. 夏の暑さ対策グッズでよく見掛ける「ペルチェ素子」ってなんだ? 賢く使うための注意点も (2026年07月27日)
  3. 折りたたみスマホ「OPPO Find N6」を3カ月使って実感した“真価” 仕事とプライベートで大活躍 (2026年07月26日)
  4. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  5. なぜ「LINE VOOM」は嫌われたのか 保護者を悩ませた“子供たちの抜け道” (2026年07月24日)
  6. 気温35度以上のハンディファンは「逆効果」 猛暑を安全に乗り切る使い方と2026年おすすめ5選 (2026年07月27日)
  7. ドコモが「iPhone 17」シリーズや「iPhone Air」を値上げ 一部機種は残価も引き上げ、実質負担額の影響は? (2026年07月24日)
  8. 界面活性剤とマイクロファイバーでタッチパネルをきれいに! ダイソーで220円の「スクリーンクリーナー」を試す (2026年07月25日)
  9. UQ mobileとY!mobileの「セット割なし」新割引を比較 ahamo、LINEMO、楽天モバイルよりもお得? (2026年07月27日)
  10. 【3COINS】100段階で風量調整、透明デザインの「大風量ペルチェ付きハンディファン」 3300円 (2026年07月27日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー