2年近くやりこんだ「ポケモンGO」を起動しなくなった理由(1/3 ページ)

» 2018年06月29日 06時00分 公開
[牧田歩,ITmedia]

 2016年7月に「Pokemon GO(ポケモンGO)」がリリースされてから、2年になろうとしている。

 スマートフォンから得られる位置情報やAR(拡張現実)といったテクノロジーに「ポケットモンスター」の強力なIPが融合し、リリース直後は熱狂的な盛り上がりを見せたことは記憶に新しい。それによって引き起こされた社会問題も含めて注目を集めたものだが、今ではゲーム内容や周辺環境の変化もあり、ブームは落ち着いたといえる。

 もっとも、米調査会社SuperDataの調査結果によれば、ポケモンGOはリリース以来最大のアクティブユーザー数を記録し、2018年5月に1億400万ドル(前年比174%)もの売り上げをたたき出したという。世界的な人気は続いており、実際に日本でも都市部を中心に、まだまだ街でプレイしている人々を見かけることも少なくない。

 かくいう筆者もリリース直後から相当やりこんできた1人だが、個人的にはここ数カ月で熱がすっかり冷めてしまっている。今でもポケモンGOを楽しんでいるトレーナー諸氏に水を差すようで忍びないが、その原因を自分自身で振り返ってみた。

ポケモン目当ての遠征も苦にならなかった日々

 「あれ、そういえば昨日、Pokemon GO(ポケモンGO)にログインしなかったよな……」

 ふと、そう気がついたのは4月のある日のこと。サービス開始から毎日欠かさずログインし、1日数時間は必ず歩き、ジム置きの報酬であるポケコインは最大(当時)の100コインを毎日ゲット。特定のポケモンを捕獲するためだけに遠方の公園に足を運ぶのも苦にならなかったし、イベントとあらば鳥取にも横浜にも、果てには熊本にも足を運んだ。

 そんな約2年にわたるポケモンGO中心の日々だったが、いったん連続ログインが途切れてからの気持ちの切れ方は、我ながら驚くほどだった。外出時にポケモンGOを起動しなくなり、1日1枚の無料レイドパスは翌日に持ち越すようになり、3月までは参加していた「コミュニティ・デイ」に至っては、4月以降は見向きもしなくなってしまった。

 一体何がきっかけでこうなってしまったのだろうか。

トレーナーレベル40で気持ちに一区切り

 今思えば前兆はいくつかあった。

 一つはトレーナーレベルが「40」に到達してしまったことだ。最高レベルである40への到達は、当初からポケモンGOを続ける一つのモチベーションだったが、2017年の秋にそれをクリアしたことで、大きな目標がなくなってしまった。

 特に筆者の場合、隙間時間を捻出しやすいフリーランスの優位性を使って徒歩距離を稼ぎ、野生のポケモンをひたすら捕獲して経験値を獲得する「一人でコツコツとレベル上げ」に励むタイプだっただけに、レベル40に到達したことで、気持ちが一区切りついてしまった印象が強い。

 もちろん、レベル40を超えても経験値はカウントされているし、「ほしのすな」集めや「バッジ」の収集など他の目標はあるにはあるが、やはり最大目標をクリアした影響は大きかった。レベル40に達したユーザーだけが得られる特別なステージが用意されていたり、あるいは早いタイミングでレベルキャップ開放が行われていたりすれば、話は違ったように思う。

Pokemon GO レベル40に到達はしたものの、そこで目標が失われてしまった印象だ

隙間時間では到底対応できない新機能

 もう一つは、「コミュニティ・デイ」および「EXレイド」の導入だ。

 それまでのポケモンGOは、好きなタイミングでログインすればよく、隙間時間のみプレイすることが可能だった。しかしコミュニティ・デイは、月1回とはいえ、決まった時間に参加することを強いられる。それまであまり感じなかった“やらされている”感覚を、このころから強く感じるようになった。

 特にくせ者なのが、コミュニティ・デイに合わせて投入される「色違いポケモン」や、「特殊なわざ」を覚えたポケモンだ。経験値(XP)やほしのすなについては、コミュニティ・デイだと普段より効率よく手に入るというだけで、たとえ参加できなくとも後日カバーできるが、色違いポケモンや特殊なわざを覚えたポケモンだけはそうはいかない。

Pokemon GO ほぼコミュニティ・デイでしか入手できない「色違いポケモン」。魅力的ではあるものの、これを逃せば入手できないかもしれないという強迫観念は相当なものだ

 これとよく似ているのがEXレイドで、こちらは不定期とはいえ、日時に加えて場所も指定されることから、隙間時間だけでは対応できない。せめて日時を振り替えられる機能があればよかったのだが、参加できないスケジュールが連続した時点で、気持ちが切れてしまった。

 結果として、3月まで欠かさず参戦していたコミュニティ・デイも、またEXレイドのパス目当てで行っていた近所の公園の巡回も、4月に“欠場”して以降、全く見向きもしなくなってしまった。連続参加が途絶えた途端にモチベーションが下がる現象はゲームに限ったことではないが、ここまで一気に興味を失うというのは、個人的にも意外だった。

Pokemon GO 「EXレイド」のパス。日時の振り替えはできず、指定された日時に、指定の場所に足を運ばなくてはいけない
       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月27日 更新
  1. ダイソーで1100円の「USB Type-C to HDMIケーブル」でスマホの画面をテレビに映すとどうなる? 対応機種なら試してみる価値あり (2026年10月24日)
  2. 「iPhone Duo」画面不具合の報告がSNSで話題 店頭デモ機の過酷な使用環境が起因か (2026年10月26日)
  3. 「Galaxy Z Fold8」「iPhone Duo」を“メイン端末”として使う上での課題 縦型コンテンツの最適化をどう進める? (2026年10月26日)
  4. 「iPhone Duo」は買いか見送りか――賛否 そんな中、登場した「iPad mini」は誰向け? (2026年10月27日)
  5. 「Androidのマイナンバーカード」がスタートするもフル機能対応機種が少ない件 ポイントは「StrongBox」という仕組み (2026年10月24日)
  6. 進化した「Siri AI」で感じた、iPhoneの操作を一変させる実力 「AI出遅れ」の汚名返上なるか (2026年10月24日)
  7. 新型「iPad mini」発表 有機EL搭載で防水にも対応、5.4mm/255gへと薄く軽くなって11万9800円から (2026年10月26日)
  8. 「Google Fitbit Edge」先行レビュー:画面付き、Google マップ対応の実力は? Fitbit Airとの1万円差を検証する (2026年10月27日)
  9. 「iPhone Duo」はLINEもポケモンGOも“黒い”余白だらけ? 日本の定番アプリは未対応が多く (2026年10月23日)
  10. 折りたたみ「iPhone Duo」対応ケース12選 ヒンジ保護、スタンド付き、耐衝撃性能など多彩なラインアップ (2026年10月26日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー