ポケモンGOをほとんど起動しなくなって約3カ月、こうして振り返ってみると、ポケモンGOのゲームシステム側にも要因がある一方、自分の楽しみ方が硬直化していたことも同時に思い知らされる。ひょっとするとこれが「老害」というやつなのかもしれない、とも思う。
とはいえ、プレイを始めて約2年もたつ以上、楽しみ方がある程度硬直化しており、新しい機能が肌に合わないのも、特に不思議ではないだろう。むしろ筆者としては、最近になって追加された新機能が、もしポケモンGOというゲームのリリース当初から備わっていたらどうだっただろう? と、想像を巡らせてしまう。
例えば、初期の段階で必死になって育てた「カイリュー」や「カイリキー」、そして「バンギラス」は、いまやコミュニティ・デイやレイドバトルを通じ、いとも簡単にゲットできるようになってしまった。ポケモンが覚えるわざについても「わざマシン」でチェンジし放題である。古参プレイヤーとしては、やや複雑な気持ちだ。
このことは、白けムードを生んだ原因の一つではあるものの、むしろ最初からこうしたシステムがあれば、それらをいかに効率的にゲットするかという、別の楽しみ方ができていたのかも、と想像してしまう。既に手持ちのポケモンがあった故、こうした収集方法にチャレンジできなかったのは、別の意味で残念だ。
この6月に新たにリリースされた「フレンド」機能についても、同じようなことがいえる。もしこれがレイドバトル導入と時を同じくしてリリースされていれば、つながりができた仲間との和によって、現在に至ってもまだまだプレイのモチベーションが維持できていた可能性はある。
筆者自身、今も残っているポケモンGO仲間にフレンド申請をしてもう少し続けてみるか、それともこれを機にすっぱり止めてしまうか、決めかねているところだ。「図鑑埋め」というもう一つの目標が残っている以上、これらは実に悩ましい。筆者にとっては、まだしばらく白黒付けられない状態が続くことになりそうだ。
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