ケーブルなしで快適音楽! 最新のBluetoothイヤフォンを比較する(左右分離タイプ編)(2/3 ページ)

» 2018年09月19日 06時00分 公開
[小林誠ITmedia]

防水対応型:スポーツ利用にもピッタリ!

 左右分離タイプのBluetoothイヤフォンは、スポーツにこそ喜ばれるはず。メーカーもそこは心得ており、防水や防汗に対応したモデルもいくつか登場している。中には水洗いできるものもある

 スポーツでの利用においては、耳へのフィット感も重要なファクター。スポーツ利用を想定したモデルでは。耳から外れにくくする形状面での工夫も凝らされている。

Jaybird RUN(ロジクール)

 「Jaybird RUN」は、ロジクールのスポーツイヤフォンブランド「Jaybird(ジェイバード)」から登場した左右分離タイプのBluetoothイヤフォン。激しい動きをしても脱落しづらい形状で、本体に特殊コーティングを施すことで防汗性、耐水性を確保備える。価格は2万7950円だ。

Jaybird RUN Jaybird RUN

 専用のスマホアプリを使うと、音域のバランスを変更して好みの音にカスタマイズできたり、バッテリー残量を確認確認したり、イヤフォンのボタンを押した際のアクションを変更したりできる。オーディオのコーデックはSBCとAACに対応。連続再生時間は4時間以上(メーカー公称値)で、充電は専用ケースに入れて行う。

 なお、Jaybird RUNの防水性能については、汗対策を重視した独自基準で確保している。一般的に使われる「IPX基準」ではないが、これは真水では意味がないというメーカー側の意向によるものだ。

Jabra Elite Active 65t(GNオーディオジャパン)

 スポーツ向けBluetoothイヤフォンで定評のあるJabra(ジャブラ)が発売した左右分離タイプイヤフォンが、「Jabra Elite Active 65t」。IP56等級の防水・防塵(じん)性能を有していることが特徴だ。価格は2万4880円。

Jabra Elite Active 65t Jabra Elite Active 65t

 他の製品がBluetooth 4.x対応である中、この製品はより安定した通信が行えるBluetooth 5.0対応している(Bluetooth 4.x対応のスマホでも問題なく使える)。スマホもBluetooth 5.0対応なら、通話や音楽がより途切れにくくなる。

 音声エージェント機能はSiriやGoogleアシスタントに加えてAmazonの「Alexa」にも対応している。オーディオのコーデックはSBCに対応。連続再生時間は5時間(メーカー公称値)で、充電は専用ケースに入れて行う。

 なお、Jabraではこの製品の上位版として、防水・防塵性能が「IP67」となり、心拍センサーも備える「Jabra Elite Sport」(3万370円)も販売している。用途によってはこちらもお勧めだ。

HA-ET900BT(JVCケンウッド)

 JVCケンウッドの「HA-ET900BT」は、形状や機構に工夫を加えることで装着しやすく脱落しにくい設計であることが特徴。IPX5相当の防水仕様で「水洗い可能」であることも魅力的だ。販売価格は1万4472円と比較的手頃だ。

HA-ET900BT HA-ET900BT

 通常のイヤピースとは別に、≪周囲の音を拾いやすくする「低遮音性イヤピース」も付属。ランニングやウォーキングをより安全に楽しめる配慮も忘れていない。オーディオのコーデックはSBCに対応。連続再生時間は3時間(メーカー公称値)で、充電は専用ケースに入れて行う。

【訂正:17時40分】当初、HA-ET900BTはハンズフリー通話非対応の旨を記載していましたが、正しくは対応しています。お詫びして訂正いたします

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