ケーブルなしで快適音楽! 最新のBluetoothイヤフォンを比較する(左右分離タイプ編)(1/3 ページ)

» 2018年09月19日 06時00分 公開
[小林誠ITmedia]

 スマートフォンやタブレット、PCなどとケーブルなしで接続できる「ワイヤレスイヤフォン」。その多くはBluetooth規格で通信するものだ(以下「Bluetoothイヤフォン」)。

 以前から、Bluetoothイヤフォンは一部のユーザーから支持されてきたが、「iPhone 7/7 Plus」を皮切りにイヤフォンマイク端子を備えないスマートフォンが増加するのに合わせて、その種類も増加。現在では幅広いニーズに合わせたものを選べるようになった。

 その中でも、最近特に注目を集めているのが、ある意味で「完全ワイヤレス」ともいえる左右のドライバー(再生部分)が完全に独立しているBluetoothイヤフォンだ。当初は高価格帯のものが中心だったが、最近は中・低価格帯の手頃なものも登場している。

 この記事では、そんな左右分離(独立)タイプのBluetoothイヤフォンの代表的な製品を紹介する。新しいイヤフォンの購入を考えているのなら、ぜひ検討してほしい。

記事を読むに当たっての注意点

 記事に掲載している価格は9月18日現在の税込標準販売価格です。ただし、メーカーが直販サイトなどを運営している場合は、税込直販価格を掲載しています。


高機能型:値は張るが機能も高度

 左右分離タイプのBluetoothイヤフォンは、ある意味で最先端の技術を感じられるものだ。左右の耳に装着すると「音楽を聴く」「楽曲の操作」「通話」……など、いろいろなことができる。

 今回「高機能型」として分類したものは、「Siri」「Googleアシスタント」などといった音声アシスタントのコントロールに対応しているものや、周囲の騒音をカットするノイズキャンセリング機能に対応しているものなど、高度な機能を備えている。

 高機能ゆえに少し値は張るが、長く使える相棒となるはずだ。

AirPods(Apple)

 Appleの「AirPods」は、左右分離型イヤフォンブームのきっかけを作ったともいえる製品。2016年のiPhone 7/7 Plusと同時に発表されたので覚えて居る人も少なくないはず。価格は1万8144円だ。

AirPods AirPods

 iPhoneやApple Watchなど、Apple製品と一緒に使うことを前提にしたイヤフォンで、装着を自動検知して音楽再生を開始する機能や、ダブルタップでSiriを起動して音量調整する機能も備えている。オーディオの対応コーデックは「SBC」と「AAC」だ。連続再生時間は最大5時間(メーカー公称値)で、充電は専用ケースに入れて行う。

 ちなみに、ペアリング(ひも付け)さえできればAndroidスマホやWindows PCでも使うことはできる(方法は割愛する)。

Galaxy Gear IconX(サムスン電子)

 サムスン電子の「Galaxy Gear IconX(アイコンエックス)」は、イヤドライバーに4GBのメモリを搭載し、本体単体でも最大1000曲の音楽を保存・再生できることが大きな特徴(楽曲の転送はUSB接続で行う)。内部に備えたセンサーを使った≪ランニングやウォーキングのトラッキングもできる。価格は2万6870円だ。

Galaxy Gear IconX Galaxy Gear IconX

 ランニング・ウォーキング時の走行(歩行)距離や時間、消費カロリーなどを音声で伝えてくれる音声コーチングにも対応。単体での音楽再生機能と合わせて、スマホを持ち歩かずともできることが多い。音楽の再生コントロールやボリューム操作などを行えるドライバーにはタッチセンサーを備えている。

 オーディオのコーデックはSBCと、メーカー独自の「Samsung Scalable codec(SSC)」に対応する。SSCはSBCよりも高音質な音楽を楽しめることが特徴で、Android 7.0以降を搭載するGalaxyスマートフォンで利用可能できる。なお、IconX自体はAndroid 4.4以降を搭載するAndroidスマホにも対応している。

 連続再生時間はスタンドアロン(単体稼働)モードで最大7時間、ストリーミング(ペアリングしたスマホとの通信)モードで最大5時間(いずれもメーカー公称値)となっている。充電や内蔵メモリへの音楽伝送は専用ケースに入れて行う。

WF-1000X(ソニー)

 「WF-1000X」は、およそ1年前に発売されたソニー初の左右分離タイプのBluetoothイヤフォンで、ノイズキャンセリングと、外音を取り込んで周囲への注意を高められる「アンビエントサウンド」に対応していることが特徴。価格は2万4624円だ。

WF-1000X WF-1000X

 iOSとAndroidの両方に対応していて、専用アプリを入れるとイコライザー設定やノイズキャンセリング・アンビエントサウンドの設定ができる他、ファームウェアの更新も行える。SiriやGoogleアシスタントの呼び出しにも使える。

 オーディオのコーデックはSBCとAACに対応。連続再生時間は最大3時間(メーカー公称値)となっている。充電は専用ケースに入れて行う。このケースはNFC通信機能を備えており、NFC対応のAndroidスマホではペアリング手順を簡略化できる

EARIN M2(モダニティ)

 モダニティの「EARIN M2」は、左右分離タイプのBluetoothイヤフォンの先駆け「EARIN M1」の後継モデル。左右のドライバー間の通信に、補聴器で実績のある「MiGLOテクノロジー」を採用することで、左右分離タイプにありがちなドライバー間の音ズレを最小限に抑えている。価格は3万2184円だ。

EARIN M2 EARIN M2

 オーディオコーデックはSBC、AACに加えて、「aptX」にも対応。aptXによる伝送に対応するAndroidスマホでも高音質なオーディオを楽しめる。ドライバーに左右の区別がないので「どっちが左(右)だっけ……?」と迷うこともない(装着時にセンサーが判別する)。

 連続再生時間は4時間(メーカー公称値)で、専用ケースに入れて充電する。

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