スマホと電話番号を共有できる子機「ワンナンバーフォン」の特徴をおさらい:10月26日発売

» 2018年10月23日 17時11分 公開
[田中聡,ITmedia]

 NTTドコモは、1つの電話番号を2台で共有できる「ワンナンバーサービス」に対応した携帯電話「ワンナンバーフォン ON 01」を、10月26日に発売する。価格(税込)は9720円。メーカーはZTEで、カラーはホワイト1色。

ワンナンバーフォン 「ワンナンバーフォン ON 01」

 ワンナンバーフォンは、スマートフォンの子機として利用することを想定した電話機。月額500円(税別)のワンナンバーサービスに申し込むと、スマートフォンと同じ電話番号で電話を受けたり掛けたりできるようになる。対応する親機のスマートフォンは、Android 8.0以上を搭載したドコモ端末。

 初期設定時に親機のスマートフォンに専用アプリをインストールし、このアプリからワンナンバーサービスを契約。その後ワンナンバーフォンに内蔵しているeSIMに、Bluetooth経由で親機の電話番号が書き込まれる。それ以降は、手元にスマホがなくても、ワンナンバーフォンだけで通話やSMSが利用できる。初期のワンナンバー登録手数料に500円(税別)が掛かるが、2018年11月30日までは無料となっている。

 本体には1.5型有機ELや物理型のテンキーを搭載しており、従来型ケータイを使っていた人にはなじみやすい形状だ。ストラップホールも搭載しているので、首にぶら下げて持ち運べる。機能は電話、SMS、電卓、アラーム、タイマーなどに限られる。ブラウザやカメラ、ドコモメールには対応しておらず、外部メモリスロットも搭載していない。OSは独自のもので、アプリの追加はできない。

ワンナンバーフォン 約54(幅)×110(高さ)×7.0(奥行き)mm、約55gの小型軽量ボディーだ
ワンナンバーフォン 背面は何もないフラットな形状だ
ワンナンバーフォン 底面にMicro USB端子とストラップホールを搭載
ワンナンバーフォン やや盛り上がっているハードキーを搭載
ワンナンバーフォン iPhone Xとサイズを比較
ワンナンバーフォン メニュー画面
ワンナンバーフォン 電卓
ワンナンバーフォン アラームとタイマー

 スマホとワンナンバーフォンの電話番号あてに発信すると、2台同時に着信し、先に電話に出た方で通話ができる(同事に電話に出ることはできない)。ワンナンバーフォンで通話をしている際に、同じ電話番号のスマホでインターネット接続することもできる。通話をしながらWebサイトやアプリを使ったりできるので便利だ。また、ワンナンバーフォンの通話はVoLTEに対応している。イヤフォンジャックはないが、スピーカーは搭載しており、スピーカーフォンが利用可能。

ワンナンバーフォン 親機(スマートフォン)と子機(ワンナンバーフォン)で同時に着信
ワンナンバーフォン 子機で通話
ワンナンバーフォン 子機で通話中に親機でネット接続
ワンナンバーフォン スピーカーフォンも利用できる

 ワンナンバーフォンならではの機能として、アドレス帳に登録した特定の相手から連絡があった場合、ワンナンバーフォンだけが着信する「プライオリティ着信」機能を用意した。大事な相手からの着信を逃したくないときに便利だ。

ワンナンバーフォン 「プライオリティ着信」の設定

 ドコモによると、ワンナンバーフォンのターゲットは「まだフィーチャーフォンを使っている人」だという。スマートフォンに乗り換えたいけど、電話は従来の携帯電話と同じ操作性で使いたいという人に対して、ワンナンバーフォンとスマホをセットで勧めていく。アドレス帳は、スマホ(親機)の専用アプリから、Bluetooth経由でワンナンバーフォンに転送できる。

ワンナンバーフォン
ワンナンバーフォン 親機と子機でペアリグしてから、アプリ経由でアドレス帳のデータを親機から子機に転送できる

 ちなみに、同時に発表された「カードケータイ」はワンナンバーフォンには対応しておらず、個別に回線を契約する必要がある。タッチパネル対応の電子ペーパーディスプレイを搭載しており、小型スマホのような形状なので、スマホ初心者というよりは「先端の技術に関心がある人」を主なターゲットに据えている。

 iPhoneは現時点ではワンナンバーフォンには対応していないが、Apple Watch Series 3と4のセルラーモデルで、ワンナンバーサービスを利用できる。とはいえ、「電話を快適に使いたい」というユーザーにとって、Apple Watchはハードルが高い。ワンナンバーフォンとiPhoneも技術的には対応できるはずなので、今後の改善を期待したい。

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