コラム
» 2018年12月23日 06時00分 公開

店頭では聞けない? Y!mobileとUQ mobileの意外な違い

ソフトバンクとKDDIのサブブランドとして通信サービスを提供している「Y!mobile」と「UQ mobile」。実際に契約してみると、意外な違いがある。料金プランやオプションサービスなどを中心に紹介したい。

[金子麟太郎,ITmedia]

 「Y!mobile(ワイモバイル)」は、ソフトバンクが運営するサービスブランド名称。「UQ mobile」は、UQコミュニケーションズが運営するサービスブランド名称。UQコミュニケーションズはKDDIのグループ会社だ。これら2つのサービスは、キャリアのサブブランドとしてひとくくりにされがちだが、実際に契約してみると、意外な違いがあるので、ここに紹介したい。

基本的な料金プランは同じ

 Y!mobileとUQ mobileの基本的な料金プランはほぼ同じ内容だ。スマートフォンのデータ通信プランは大きく分けて3つある。

 基本使用料は、最大3GBを使えるプランが1980円(税別、以下同)、最大9GBを使えるプランが2980円、最大21GBまで使えるプランが4980円だ。これらの金額は、Y!mobileは「ワンキュッパ割」、UQ mobileは「イチキュッパ割」として、加入翌月から12カ月間、1000円ずつ割り引かれたもの。2年目以降は1000円が加算される。

Y!mobile Y!mobileの料金プラン
UQ mobile UQ mobileの料金プラン

 両サービス共に2年縛りの料金プランで、具体的な条件は以下の通り。

 課金開始月から25カ月間(「データ高速+音声」もしくは「データ無制限+音声」から料金プランの変更をする場合は変更月から24カ月間)を契約期間とする(契約期間の最終月を「契約満了月」という)。契約満了月の翌月に解約を申し出ない場合、さらに2年間の契約をするものとして自動更新される。契約満了月の翌月以外に解約をした場合は、契約解除料(9500円)がかかる。

 複数回線を契約すると割り引かれる「家族割引」の内容も共通している。家族などで利用する複数の回線を対象の料金プランで契約することで、主回線を除く2回線目以降の基本使用料が、毎月500円ずつ割り引かれる。最大9回線まで割引が適用される。また、1人で複数回線を契約する場合でも、上記と同様に割り引かれる。

 Y!mobileでは「スマホプランS・M・L」に加入することで「家族割引サービス」が適用できる。UQ mobileでは「ぴったりプラン」または「おしゃべりプラン」に加入することで「UQ家族割」を適用できる。これで、1年間は月々1480円から利用できるわけだ。

データ繰り越しはUQのみ、完全かけ放題はY!mobileのみ

 まず、データ通信における違いだが、UQ mobileにはデータの繰り越しがある。基本データ通信容量の残量(使わなかった分)は翌月に繰り越せる。当月の余り分については、翌月までが有効期限となる。

 Y!mobileにはデータ繰り越しがない。「今月はデータを使わないが来月はたくさん使いそう……」という不安を抱える人は、UQ mobileでお得に賢くデータ通信を使うと良い。

 通話における違いは、Y!mobileであれば、1回あたり10分の国内通話を何度でもかけられる通話定額が、基本プランに付いている。1回あたり10分を超える国内通話は、30秒につき20円の通話料が別途かかる。0570など一部の番号への発信は通話定額の対象外となる。

 UQ mobileには、「おしゃべりプラン」と「ぴったりプラン」の2つに分かれる。おしゃべりプランには、1回あたり5分の国内通話を何度でもかけられる通話定額が基本プランに付く。1回あたり5分を超える国内通話は、30秒につき20円の通話料が別途かかる。0570など一部の番号への発信は通話定額の対象外となる。ぴったりプランには、「プランS・M・L」のそれぞれに異なる無料通話分が付く。

 通話のオプションとして、Y!mobileには「スーパーだれとでも定額」という月額1000円のオプションが用意されている。申し込みは必要だが、他社も含めた全てのスマートフォンやケータイ、または固定電話への国内通話が何時間何回でもかけ放題となる。

 さらに、60歳以上の人が「かんたんスマホ」を購入した場合は、スーパーだれとでも定額の月額1000円が無料になる。60歳以上は国内通話が無料になるわけだ。

Y!mobile Y!mobileの「かんたんスマホ」

 UQ mobileには月々の利用料金や利用したデータ通信量を確認できる「UQ mobile ポータル」アプリがAndroidやiOS向けの両方に用意されている。

 UQ mobile ポータルアプリは見やすくて使い勝手が良い。料金とデータ通信量だけでなく、データチャージまでアプリ内で行える。

UQ mobile UQ mobileのポータルアプリ

 Y!mobileでは、Android向けの「My Y!mobile」アプリのみ提供されているが、Webサイトにアクセスするためのショートカットにすぎない。My Y!mobileにアクセスすると余計な広告があり、画面をスクロールしないと利用料金や利用したデータ通信量の確認ができない。

Y!mobile ブラウザのマイページもUQ mobile(右)の方が見やすい

Y!mobileとUQ mobile、それぞれの特徴は?

 格安SIMを契約して困るのは、固定電話や他社の携帯電話への通話が24時間定額料金で使えるプランがほとんどないこと。だからこそY!mobileのスーパーだれとでも定額は、長電話をするユーザーの強い味方になってくれる。

 一方、データの繰り越しができ、手軽に月々の料金やデータ通信量を把握できるUQ mobileは気に入っている。ユーザー目線で作られていることが分かる。

 このような細かい違いで差別化を図るのは良いのだが、ここまでの違いをショップの店員に説明してもらったことがない。実際に使ってみて便利だった点や困った点が少しでも多くの人に理解してもらえればうれしい。

UQ mobileならではの特徴

  • 余ったデータを翌月に繰り越せる
  • UQ mobile ポータルアプリが使いやすい

Y!mobileならではの特徴

  • 国内通話が24時間定額でかけ放題になるオプションがある
  • 60歳以上は通話無料
  • かんたんスマホがある

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