連載
» 2020年03月24日 10時58分 公開

荻窪圭のiPhoneカメラ講座:早くも満開! iPhoneで桜をキレイに撮る方法(2020年版) (1/2)

2020年は、桜が例年よりも早く開花した。そこで、iPhoneで桜を撮るコツを紹介したいが、意外と難しい。たいていの場合「あれ? もっと華やかだったはずなのに」とか「もっと明るく見えたのに」となるからだ。そこを一工夫しようという話だ。

[荻窪圭,ITmedia]
iPhoneで桜を撮る iPhoneで桜を撮ろうの図

 緊急企画! というほどでもないのだけど、けっこう慌てたのである。桜があっという間に開花しちゃったから。

 季節柄、iPhoneで桜を撮るコツの話だ。これ、けっこう難しい。いや桜を撮るだけなら簡単なのだけど、たいていの場合「あれ? もっと華やかだったはずなのに」とか「もっと明るく見えたのに」となる。淡くてはかない花びらを持つ桜の宿命といっていいかもしれない。

 でもそこを一工夫しようって話だ。

桜はできるかぎり明るく華やかに撮りたいよね編

 ソメイヨシノの満開にはちょっと早かったので、ちょっと早咲きで花びらがピンクなタカトオコヒガンザクラ(長野県の伊那市高遠町固有の小彼岸桜)を狙ってみた。

 桜を楽しみに公園へ行ったら、手前に菜の花畑があったので、それと一緒に撮る。

iPhoneで桜を撮る 菜の花畑と桜と花見な人々

 桜が遠いし、思ったより桜目当ての人がたくさんいて、どうも写真としてよろしくない。そこでしゃがんで目線を低くする。歩いている人たちが菜の花に隠れて見えなくなる。レンズを2xの望遠レンズに切り替える。

iPhoneで桜を撮る 人が消えて菜の花を前景にした桜……なんだけど

 いい感じの菜の花と桜になった。でも桜がちょっと暗い。心の中の桜はもっと明るくて華やかだ。そこで桜の花をタップしてそこにフォーカスと露出を合わせ、指を上にすりすりと動かして、明るくする。

iPhoneで桜を撮る 撮りたいものをタップして、指を上にすりすりすると明るくなるのはiPhoneカメラの基本。目を凝らすと消えかけたAF枠が見えます

 ついでに、このままだと右下にクイやあずまやのはしっこが写っちゃうので、縦位置にして撮ったのがこちら。

iPhoneで桜を撮る ちょっと明るくしただけで桜が主役になった。ちなみにソメイヨシノよりもピンクが濃い桜です

 桜が明るくなり、ちょっと見たときのイメージに近づいたはず。桜は暗く写りがちなもの。特に雲が出ていると余計に暗く写りやすいから、明るめに調整してやるのだ。

花びらにフォーカスして撮る!

 iPhoneは遠くから全体を撮るより、幾つかの花びらにフォーカスして撮る方が得意。いいあんばいの花びらを見つけたら、ぐぐっと寄ってみたい

iPhoneで桜を撮る 花びらにフォーカス、といいつつ実はミツバチが主役なのはアレだけど

 ただ、iPhone 11系は「こういう青空が見えているような日陰で青っぽくなりやすい」クセがある。青っぽい桜ってちょっと違うよね。

iPhoneで桜を撮る 暗くて青っぽくて、不健康な桜(ってなんだよ)になってしまった

 そこで写真アプリの出番。

iPhoneで桜を撮る 写真アプリで温かみを加え、色合いをちょっと調整

 温かみや色合いを調整して青っぽさを消すのだ。さらに露出や明るさを上げ、シャドー部をちょっと持ち上げてやると桜っぽくなる。

iPhoneで桜を撮る ちょっとピンクにしすぎたかなとは思いつつ

 よく晴れていたら、日差しが当たった花びらを陽光パワーで撮る。普通に撮っていいんだが、ついポートレートモードでぼかしたくなってしまった……という話が次。

ポートレートモードはもろ刃の剣!

 きれいな桜を見つけたら、花びらにフォーカスして背景をボカしたらもっときれいに撮れそう、って思うよね。せっかくのポートレートモードだし。

iPhoneで桜を撮る ポートレートモードで桜を撮影中の図

 でも、ほんのちょっとした加減で、本来残るべきとこが背景に溶けて消えてしまうのだ。ポートレートモードおそろしや。

iPhoneで桜を撮る 何枚か撮った中の2枚を並べてみた。赤丸の場所に注目

 これはもう宿命ってことで、ちょっとずつアングルを変えて撮って後で「一番マシ」なのを選ぶしかないかなと思う。

iPhoneで桜を撮る いいものを選んでクロップして整えてみた
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

この記事が気に入ったら
ITmedia Mobile に「いいね!」しよう