連載
» 2019年03月03日 07時00分 公開

荻窪圭のiPhoneカメラ講座:10分間を10秒で表現! 実は楽しい「タイムラプス動画」で遊ぼう! (1/2)

iPhoneのカメラアプリにある「タイムラプス」っていう撮影モード、試してみたことありますか? これが結構楽しいのである。

[荻窪圭,ITmedia]

 iPhoneカメラ講座では主に“写真”の話をメインにしてきたわけで、そういえば動画の話をほとんどしてないな、と思い立ったのである。

 iPhoneで動画といえば、普通の動画撮影の他に「スローモーション(ハイスピード撮影)」と「タイムラプス」が用意されているわけだが、タイムラプスってこういうやつ。

 今回はそのタイムラプスで遊ぼうという話。

「撮るとき」と「再生するとき」のフレームレート

 普通、動画は30コマ/秒(fps)で再生される。

 30fpsで撮影して30fpsで再生すれば、めちゃ普通の動画で、まあなんてことはない。

 でも、120fpsという超高速で撮影して(ハイスピード撮影)、それを30fpsで再生すれば、再生速度は4分の1になる。1秒で撮った動画を4秒で再生するわけで、当然スローモーションとなる。

 逆に、1fpsで超ゆっくり撮影して、それを30fpsで再生すれば、超高速動画のできあがり。これがタイムラプス動画。時間を圧縮してくれるのが面白いところだ。

 で、再生は30fpsに固定されているので(実際は60fpsのこともあるし、映画は24fpsだけれど、まあ一般論として)、撮影時の速度が大事なわけである。

 特にタイムラプスは「10分間に起こったことを10秒で再生する」なんてことをするので、撮影時のフレームレートはめちゃ大事なのだ。

 「10分の出来事を10秒に圧縮する」か、「10分の出来事を30秒に圧縮する」かで、印象はずいぶん変わる……が、iPhoneのタイムラプス動画が面白いのは撮影時のフレームレートを自分で一切決められない点にある。

 簡単にいえば「それなりに長時間撮影をしてくれれば、最適な速度で自動的に記録してあげるよ」という、実にAppleらしいというかなんというか、たぶんこの世で一番シンプルなタイムラプス撮影機能なのだ。

思いついたら撮ってみよう!

タイムラプス時の画面 タイムラプス時の画面

 見て分かる通り、タイプラプス時の撮影画面は、設定できるようなものはない超シンプルなもの。

 でも、おかげで思いついたときに何でもかんでもタイムラプスできる。「えっと、この場合はこのくらいの速度で撮るのがいいかな?」って事前に考えなくていいのだ。

 例えば、こんなのを撮ったことがある。

 2015年の夏、セミの羽化の写真を撮りに公園に行ったときのこと。羽化をタイムラプスで撮ったら面白いんじゃないかと思って三脚にセットしてみたのだ。

 セミは非常にゆっくりと羽化するので、タイムラプスじゃないとつらい。こういうの、めちゃタイムラプス向きなのだった。

 この撮影をしたときは「iPhone 6 Plus」だったけれど、暗所での撮影性能も上がっているので、今のiPhoneならもうちょっときれいに撮れるはず

 鉄道ネタもタイムラプス向き。先頭車両か最後尾に張り付き、タイムラプスである。

 最近のiPhoneはカメラ部分が出っ張っているので、出っ張りがちょうどなくなってフラットになるようなケースに入れて、前方のガラスに押しつけてやると腕もあまり疲れないし、車内の映り込みも防げる。

 この動画は、湘南モノレールに乗ったときに撮ったもの。湘南モノレールって日本では珍しい懸垂式(つまりレールにぶらさがってる)のモノレールなので、街の上を通っているのがよく分かるし、起伏もカーブも多いので映像として面白いのだ。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

この記事が気に入ったら
ITmedia Mobile に「いいね!」しよう