ICT総研は、1月6日に全国47都道府県の5G通信速度実測調査の結果を発表した。対象事業者はNTTドコモ、au(KDDI)、ソフトバンク、楽天モバイル。速度測定サイト「インターネット速度テスト」を利用し、駅ホームなどランドマークとなっている全729地点の下り(ダウンロード)、上り(アップロード)、遅延時間(レイテンシ)を実測している。調査日は2025年7月2日から12月19日まで。
4社平均の下り通信速度トップは石川県(193.7Mbps)で、福井県(192.1Mbps)、山形県(189.1Mbps)、兵庫県(182.9Mbps)、愛媛県(181.0Mbps)が続く。一方、栃木県(83.4Mbps)、山梨県(87.3Mbps)、長野県(88.2Mbps)、新潟県(91.2Mbps)、山口県(98.9Mbps)の5県が平均100Mbpsを下回っている。
上り通信速度はトップの兵庫県(39.2Mbps)で、ワーストの長野県(16.0Mbps)と比べても都道府県ごとに大きな速度差はなかった。5Gを受信した地点の比率は4社平均で兵庫県(92.7%)、熊本県(90.6%)、東京都(89.6%)が上位で、山梨県(37.5%)、新潟県(42.2%)、福島県(43.3%)が下位となる。
値が小さい方が利用時に快適とされる遅延時間は、最短は神奈川県(13.2ミリ秒)で東京都(14.0ミリ秒)、埼玉県(14.9ミリ秒)が続く。ワーストは沖縄県(41.0ミリ秒)で山口県(35.9ミリ秒)、佐賀県(34.5ミリ秒)が続き、全国平均は23.1ミリ秒となっている。
事業者別に下り通信速度が速い都道府県を見ると、NTTドコモは石川県(256.7Mbps)、auは福井県(326.4Mbps)、ソフトバンクは秋田県(321.1Mbps)、楽天モバイルは和歌山県(134.3Mbps)となる。楽天モバイルは下り通信速度で他事業者に差をつけられているが遅延時間では良好な数値を記録し、4社全てが全国729地点で4Gまたは5Gの電波を受信できた。
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