Twitterが「ツイート返信」の仕様を変更 返信可能なアカウントを制限可能に

» 2020年08月12日 17時00分 公開
[金子麟太郎ITmedia]

 Twitterは8月11日から、ツイートに返信できるアカウント(ユーザー)を制限できる機能を全ユーザーを対象に提供し始めた。Web(Twitter.com)の他、iOS/iPadOSやAndroid向けのアプリで利用できる。

Twitter 返信できるツイートを制限できるように

 この機能はツイート単位で切り替えられるようになっており、入力画面で都度設定できる。設定できる範囲は以下の通りだ。

  • 全員(全てのアカウント)
  • フォローしているアカウントのみ
  • @ツイートした(ツイート内で言及されている)アカウントのみ
ツイート画面 Android版Twitterアプリのツイート画面。返信できる範囲を示す部分をタップすると……
範囲指定 返信できるアカウントの範囲を指定できる

 新機能を使ってツイートすると、ツイートにラベルが付き、返信できない人の返信アイコンは灰色で表示される。返信できない人も、ツイートを見ること自体は可能で、コメント付きも含めリツイートしたり、「いいね」をしたり、タイムライン(固有URL)を共有したりすることは可能だ。

言及限定 ツイート内で言及されたアカウントのみ返信できるツイートを、言及されていないアカウントから見ると、返信(吹き出し)アイコンがグレーアウトされる

 この機能自体は、2020年5月から一部のユーザーを対象にテスト提供されていた。Twitterによると、この機能によってスパムや嫌がらせを減らすことができたとしている。

 今後数カ月以内に、この機能を利用した会話により多くの人を招き入れるオプションや、会話へ招待されたときの通知を明確にし、議論全体を表示する方法が追加される予定だ。今後も、ユーザーからのフィードバックを元に機能改善を進めていくという。

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