米Fitbitは間もなく新しいスマートウォッチ「Sense」と「Versa 3」を発売する。これらには新OS「Fitbit OS 5.0」がプリインストールされるが、以前の製品がこのOSにアップデートされることはないことが、同社の9月24日付の開発者向け公式ブログで明らかになった。
Fitbitのスマートウォッチ向けアプリ開発者は今後、新SDKでアプリをOS 5.0向けに更新する必要がある。更新したアプリは旧モデル(「Fitbit Ionic」「Fitbit Versa」「Fitbit Versa Lite」「Fitbit Versa 2」)では使えないので、ユーザーをサポートするためには、2通りのアプリを公開しなければならない。なお、Versa 3の先代「Versa 2」は2019年8月に発売されたばかりだ。
「Sense」と「Versa 3」では、OS 5.0非対応のアプリを互換モードで使うことができる。
Fitbitはブログ末のQ&Aで、「Fitbit OS 5.0はVersa 3とSense専用に開発したもので、旧製品に提供する計画はない。このOSには、SenseおよびVersa 3の新しいカスタムディスプレイとスピーカー用に最適化したユーザーインタフェース拡張機能と新たな体験が含まれる」と説明している。
新OSでは、左から右にスワイプすると1つ前の画面に戻るが、左サイドのボタンを押すと文字盤画面に戻るようになる。また、システムフォントが新しい「Raiju」になる。
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