既報の通り、PASMO協議会は10月6日、Apple Payにおける「PASMO」のサービスを開始した。
この記事では、Apple PayのPASMOについてある程度詳しく紹介する。
Apple PayのPASMOは、以下の端末で利用できる。
日本向けモデルのみFeliCaに対応している「iPhone 7/7 Plus」や「Apple Watch Series 2」は非対応となるので注意しよう。
Apple PayのPASMOでは主に以下のことができる。Androidおサイフケータイ向けの「モバイルPASMO」とおおむね同様だ。
ただし、幾つかの注意点がある。
Apple Payに登録されたクレジットカード、デビットカードやプリペイドカードを使ってiPhoneやApple Payの「Walletアプリ」、または「PASMOアプリ」からPASMO残高にチャージができる。チャージ残高は最大2万円だ(カードタイプやモバイルPASMOと同様)。
チャージ金額の単位は、アプリによって異なる。
Apple Payに登録したカードでのチャージは、カードの国際ブランドが「Mastercard」「JCB」「American Express」のいずれかである場合のみ対応する。これはApple Pay自体の制約となる。
また、PASMOアプリを使ったチャージはVisaブランドのカードでも利用できるが、PASMOの会員登録(≒記名PASMOとしての利用)と、3Dセキュア(Webでの本人確認)に対応するカードのひも付けが必要となる。Visaブランドであっても、3Dセキュアの利用できないカードは使えないので注意しよう。
PASMOアプリなら、3Dセキュア認証に対応するVisa、Mastercard、JCB、American Expressブランドのカードからもチャージできる。3Dセキュアの使えないカード、3Dセキュアの利用に事前申し込みが必要なカードも意外とあるので注意したい
「モバイルPASMO」のサービス開始は3月18日午前10時 会員登録なしでも利用可能
「モバイルPASMO」2020年春サービス開始 Androidおサイフケータイで利用可能
Apple Payで「PASMO」が利用可能に 2020年中の予定
PASMOの相互利用は? モバイルSuicaとの違いは?――Apple Pay Suicaの疑問Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.