「Pixel 7/7 Pro」は何が変わる? 現在判明している情報から予想する

» 2022年09月29日 14時30分 公開
[山本竜也ITmedia]

 Googleが10月6日の発表を予告しているPixel 7とPixel 7 Pro。ネット上では実機とみられる端末のハンズオンが公開されている他、その仕様についてさまざまな情報が出てきています。そこで今回は、こうした情報を整理しつつ、Pixel 7/Pixel 7 Proがどのようなスマートフォンなのかを予想してみたいと思います。

 まずは、発表されている情報から。といっても、公式に発表されている情報は、新たなプロセッサ「Google Tensor G2」を搭載することくらいで、画面サイズやカメラ構成などは未発表。画像自体は公開されているので、もっと多くの情報が公開されていると錯覚しそうですが、ほとんど明かされていません。

Pixel 7 5月のGoogle I/Oで発表された新製品群。下の2台がPixel 7 ProとPixel 7
Pixel 7 GoogleストアでもPixel 7/7 Proの情報が小出しで紹介されている

 Pixel 6/6 Proに初搭載されたGoogle独自開発の「Tensor」は、2つのCortex-X1コア、2つのCortex-A76コア、4つのCortex-A55コアを採用。性能的にはハイエンドではあるものの、リリース時点で最高性能といったわけではありませんでした。

 ただ、GoogleはTensorを「機械学習に最適化されたチップ」で、ベンチマーク性能の高さを目指したわけではないと説明しています。Pixel 7/7 Proが搭載する次世代のTensor G2でもこの傾向は変わらず、機械学習、要するにGoogleが得意とするAI性能を重視したものになると考えられます。GoogleはTensor G2について「写真、動画、セキュリティ、音声認識に関する機能がさらに便利になり、よりきめ細かなカスタマイズも可能になります」と紹介しています。

Pixel 7 Pixel 7/7 Proに搭載される新プロセッサ「Google Tensor G2」

 真偽のほどは定かではありませんが、流出したPixel 7のプロトタイプを解析した結果、次世代Tensorは初代と同じく2+2+4コア構成でCortex-A55コアを搭載しているという情報も出てきています。Cortex-A55コアを採用するということは、従来通りのArmv8アーキテクチャということ。

 このため、初代Tensorからの大幅なパフォーマンスアップは行われず、ピーク性能ではArmv9アーキテクチャのSnapdragon 8 Gen 1などに劣る可能性が高そうです。ただ、Pixel 6/Pixel 6 Proには、独自の機械学習向けのTPU(Tensor Processing Unit)、画像処理用のISP(Image Signal Processor)も搭載されています。これにより、スマートフォンでも有数のカメラ性能を実現しており、当然ながら、次期Tensorを搭載するPixel 7 / Pixel 7 Proのカメラ性能も期待できるでしょう。

 そのカメラについてですが、公式に公開されている画像から、Pixel 7はデュアルカメラ、Pixel 7 Proはトリプルカメラを搭載するのが明らかになっており、これは、Pixel 6 /6 Proと同じ構成です。肝心のカメラの仕様については、著名リーカーのYogesh Brar氏がハードウェア的にはPixel 6/Pixel 6 Proから変更はないようだとツイート。ハードウェアは継続しつつも、ソフトウェアの向上によりカメラ性能が上がる可能性が高いと指摘していました。

 ただ、7月末には、開発者でスマートフォン関連のリークも行っているKuba Wojciechowski氏が、Pixel 7/7 Proのメインカメラと超広角カメラはPixel 6/6 Proから変わらないものの、7 Proの望遠には新たにSamsung GM1(48MPセンサー)を搭載するとツイートしています。また、インカメラはPixel 7/7 Pro共通でSamsungのISOCELL 3J1(11MPセンサー)になり、セミセキュアな顔認証が可能になるとしています。

 Pixelの顔認証は、Pixel 4で専用ハードウェアを搭載することで対応していましたが、翌年のPixel 5では廃止され指紋認証のみに。Pixel 6/Pixel 6 Proは、発売直前には顔認証に対応するとのうわさもありましたが、結局は搭載されませんでした。ただ、Pixel 6 Proについては、アップデートで対応するとのうわさも出ています

 Pixel 6が顔認証に対応しないのは、インカメラのセンサーが8MPで深度マップを生成できるDPAF(デュアルピクセルオートフォーカス)に対応していないためのようです。もちろん、Pixel 7/7 Proへ搭載されるというISOCELL 3J1はDPAFに対応しており、この点からも顔認証の搭載に期待は持てそうです。

 外観については、海外YouTubeチャンネルのUnbox Therapyが、Pixel 7/Pixel 7 Proの試作機を入手したとして、Pixel 6/Pixel 6 Proとの比較動画を公開していました(現在、動画は削除済み)。これを見る限り、Pixel 7はPixel 6よりもわずかにサイズが小さくなっているようです。

Pixel 7 Unbox Therapyで公開された動画より。左からPixel 6、Pixel 7(試作機)、Pixel 6 Pro、Pixel 7 Pro(試作機)

 カラーバリエーションは、Pixel 7がObsidian、Lemongrass、Snow、Pixel 7 ProがObsidian、Hazel、Snowとなります。また、Googleは9月28日にPixel 7とPixel 7 Proのデザインを紹介する動画を出しており、カメラレンズ周りの処理や、ボディーの形状を細かく確認することができます。

動画が取得できませんでした
Googleが公開しているPixel 7の動画
動画が取得できませんでした
Googleが公開しているPixel 7 Proの動画

 まだ発表されていないPixel 7 Ultra(仮)や折りたたみのPixelを開発中といううわさも少しずつですが出てきており、Pixel 7/ 7 Proの正式発表に合わせこちらも発表があるのか、楽しみに待ちたいところです。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月11日 更新
  1. スマホの“ミニ”外付けディスプレイが流行の兆し? 若者がインカメラではなく「アウトカメラ」で自撮りする理由 (2026年06月10日)
  2. IIJmioのスマホ大特価セール 中古「iPhone SE(第3世代)」が4980円、「OPPO Reno11 A」が9980円など (2026年06月09日)
  3. ドコモの通信障害に“AIエージェント”が先手 「SNSの投稿」も常時監視するオペレーションセンターの裏側 (2026年06月10日)
  4. JR東日本が2027年春から「二次元コード乗車券」を導入 近距離券売機での磁気券は順次廃止へ (2026年06月09日)
  5. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  6. iOS 27は「iPhone 11」以降で利用可能 iOS 26から据え置きで過去最大のiPhoneに対応 (2026年06月09日)
  7. 「Pokemon GO Fest 2026:東京」のモバイル通信は快適だった? 初対策の楽天モバイルがピーク時に“最速”も記録 (2026年06月10日)
  8. あなたの街の「スマホ決済」キャンペーンまとめ【6月版】〜PayPay、d払い、au PAY、楽天ペイ (2026年06月08日)
  9. 「iPadOS 27」発表 Siri AI対応で生産性が向上、スクショから調べ物も可能に (2026年06月09日)
  10. あのシャープが「ウェアラブル」に参戦? スマホ「AQUOS」新製品予告 詳細は16日に発表 (2026年06月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー