Google初のスマートウォッチ「Pixel Watch」はGPS専用のみならずLTEモデルも用意されている。
Pixel Watchは次世代のWear OS by Googleを搭載し、丸型でドーム形状のデザインを採用したスマートウォッチだ。健康やフィットネスの管理機能、Google アシスタントなどのGoogleサービスに加え、LTEモデルならauもしくはソフトバンクの通信サービスを契約できる。
大きなメリットはGPS専用モデルと違い、スマートフォンと接続せずにPixel Watch単体で通話やデータ通信が可能になる点だ。
そこでLTEモデル向けの料金プラン、契約方法、その際の注意点についてまとめた。
先に単体で通信できる、と述べたが、厳密にはauかソフトバンクで契約しているPixel(スマートフォン)の電話番号をPixel Watchでも使える、ということになる。スマートフォンの月額基本料金に、スマートウォッチ向けの月額基本料金が上乗せされるイメージを持っておこう。
Pixel Watch対応の通信サービスの月額基本料金(全て税込み)はauとソフトバンクともに同じだが、プランの名称は異なる。どちらもキャンペーン適用で48カ月間は無料となり、49カ月目以降は通常の料金がかかる。
なお、これらは基本料金となっているが、通話やデータ通信量に基づく実際の請求額は、スマートフォンで契約している料金プランなどによって異なる。
例えば、スマートフォンで使った分に応じて、料金(請求額)が変動するような料金プランを契約し、Pixel Watchでデータをたくさん使った場合、Pixel Watchの料金プランではなくスマートフォンの方が変動する形だ。Pixel WatchでApple Musicをはじめとするストリーミングサービスを使う場合、事前にスマートフォンで定額サービスに加入しておくことをおすすめしたい。
また、繰り返しにはなるが、スマートフォンとPixel Watchが近くにある、というよりもスマートフォンが手元にない場合や、スマートフォンの電池残量がなくなってしまった場合にこそ、Pixel WatchのLTEモデル、ひいてはスマートウォッチ向け通信サービスが役に立つ。
とりわけスマートフォンとPixel Watchが近くにある状態で使い続けたい場合、Pixel WatchのLTEモデルを購入し、スマートウォッチ向け通信サービスに加入するメリットはないといえる。これらの点を特に頭に入れておいてほしい。
申し込みに移る前にPixel Watchの対応機種を確認しておこう。auとソフトバンクともに「VoLTE対応機種かつAndroid 8.0以上のスマートフォンでしかナンバーシェア、ウェアラブルデバイスモバイル通信サービスは使えない」と案内している。
ソフトバンクのサービスページには「ソフトバンクブランドで販売されたスマートフォンのうち、機能の全部または一部が利用できないことを確認済みの機種」(2022年10月時点での情報)が記載されている。具体的には以下の機種だ。
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