1つ目は、Apple Storeの支払いに利用できる「Apple Gift Card」を、セールなどでお得に買いだめする方法だ。コンビニや薬局などでも販売されているアプリ課金でおなじみのカードだが、2021年11月のリニューアル以後はApple Storeの製品購入と、アプリやAppleの各種サービスの支払いに利用できる。
このApple Gift Cardだが、販売店がたまに期間限定の還元セールを実施することがある。例えば10%還元セールのときに買いだめすれば、Apple StoreのiPhoneを実質10%お得に購入できる。10万円の製品で10%分、実質1万円お得になるのはかなり大きい。
いくつか制限はあるが、楽天市場の「Apple Gift Card認定店」も楽天市場のSPUや一部セールの還元対象になる。初回の決済の認証や金額に制限があるものの、楽天のサービス利用が多い人は確認すると良いだろう。
注意点として、Apple Gift Cardの保管方法はよく考えておこう。Apple Storeの通販やアプリ課金などの決済に利用する場合は、カードのアクティベーションコードをAppleアカウントに登録してためればいい。だが、Apple Store店頭での支払いに使う場合は、アクティベーションコードを登録していない状態のまま提示する必要がある。これは次に述べる、Apple Storeでキャリア版iPhoneを購入する方法も該当する。物理的なカードやコードのままためる場合は厳重かつ、いつでも使えるように管理しよう。
もう1つが、ドコモ、au、ソフトバンクを契約中か新規契約を行う人向けの、契約とひも付いた「通信キャリアを選べるモデル(以後キャリア版)」の予約店頭販売だ。この購入方法を選ぶと、Apple StoreのiPhoneの本体価格からさらに8800円安くなる。主要都市のApple Store店頭に近い人なら検討してもいいだろう。
なお、Apple Storeではキャリアを選べるとしているが、これは契約がひも付く購入という意味合いだ。iPhone本体は最初からSIMロックフリーの状態となる。
この方法の注意点は、現在iPhone 14 Proシリーズの予約を取るのが非常に難しいということだ。申し込みページでは各店舗に早朝から夜まで何度か予約分が入荷する(入荷しない日もある)のだが、数分程度で予約が埋まってしまう。電話番号登録やキャリア契約が必要なぶんSIMロックフリー版の店頭入荷の購入競争よりはやや難易度が低いのだが、Twitterなどを使った情報収集と販売傾向の分析が必要となっている。
この購入方法の場合、Apple Storeでキャリアの機種変更や新規契約手続きを行うことになり、別途でキャリアに支払う手数料が2200〜3300円程度かかる。だが、Apple Storeにて購入時に対応する料金プランやSIMへの変更の他、各キャリアが提供する分割払いや補償サービス、オプションの契約や解約手続きもまとめて行える。引き続きドコモ、au、ソフトバンクを使い続ける場合は、むしろ手続きの手間が省けて楽だ。
支払いはApple Store店頭で行う。ここで、還元キャンペーン中に購入したApple Gift Cardを支払いに利用するとよりお得になるのだが、店頭で利用する場合はアクティベーションコードをAppleアカウントに登録していない状態で持参する必要がある。Appleアカウントに登録すると使えないので注意しよう。
プラン変更などの手続きを完了した後、本体を開封して契約キャリアの開通テストを実施すれば購入完了だ。
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