米Googleは12月1日(現地時間)、Android端末とWear OS端末に今後追加していく予定の複数の新機能を紹介した。同社はよく「feature drop」としてPixelシリーズ向けの新機能を紹介するが、今回はPixel端末以外でも使える機能だ。その一部をここで紹介する。いずれの機能も具体的な提供開始時期は不明だ(既に提供しているものもある)。
「Emoji Kitchen」はGboardで2つの絵文字をミックスして新しいスタンプにする機能。GmailやTwitter、一部のメッセージングアプリで利用できる。
ホリデーシーズン向けに、雪だるまと動物をミックスした複数の新しい絵文字が追加された。
また、Googleフォトのコラージュにも新しいスタイルが追加された。
「読み上げモード」はAndroid端末上のテキストを読んだり読み上げ機能で聞いたりする体験をカスタマイズするアクセシビリティツール。Android 9以降の端末で、Google Playストアからインストールできる。
フォントや文字間隔をカスタマイズできるほか、コンテンツの読み上げの速度を調整することもできる。[設定]→「ユーザー補助」でショートカットを有効にすると、表示しているアプリやWebサイトで利用できるようになる。
ただし、今のところ対応するのは英語、フランス語、イタリア語、スペイン語のみで、日本語のコンテンツでは使えない。
新しいYouTube検索ウィジェットが追加される(本稿執筆現在、筆者の環境ではまだ表示されない)。ホーム画面から直接YouTubeの動画を検索したり、ショートを表示したりできる。
「Google TV」アプリで「来週から」互換性のあるテレビに1タップで直接キャストできるようになるとしている。
これはPixel端末のみの新機能。iOS 16.1以降搭載のiPhoneでデジタルキーを使っている場合、メールやメッセージを介してウォレットに保存しているキーをPixelに送信できる。Pixelユーザーは、Androidのウォレットアプリにそのデジタルキーを保存する。
当然、車がデジタルキーに対応している必要がある。
Googleのメモアプリ「Keep」のWear OS版がアップデートし、ようやく画像も表示できるようになった。これまではメモは共有できても画像は表示できなかったが、このアップデートで画像も表示できるようになった。
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