Lenovoは1月6日(米国太平洋時間)、ハイエンドAndroidタブレット「Lenovo Tab Extreme」と、AndroidベースのE Inkメモデバイス「Lenovo Smart Paper」を発表した。
なお、今回発表されたモデルの日本における展開は未定となっている。
Lenovo Tab Extremeは、MediaTek製のハイエンドSoC「Dimensity 9000」を搭載するハイエンドAndroidタブレットだ。モバイル通信には対応しない「Wi-Fiモデル」となる。
メインメモリは12GB、ストレージは256GBを備え、microSDメモリーカードスロットも用意している。OSはAndroid 13をプリインストールし、3世代のOSバージョンアップと、発売から4年間のセキュリティ更新の提供を保証する予定である。
ディスプレイは14.5型の有機ELパネルで、解像度は3000×1876ピクセル、リフレッシュレートは最大120Hzというスペックを持つ。DCI-P3の色域を100%カバーしており、HDR10規格とDolby Vision規格のHDR表示にも対応する。ウーファーとツイーターに分かれた8つのJBL4チャンネルスピーカーを搭載し、Dolby Atmosにも対応する。
カメラは、アウト側が約1300万画素(AF対応)と約500万画素(AF非対応)のデュアル構成、イン側が約1300万画素(AF非対応)のシングル構成となる。
ポート類はUSB 3.2 Gen 1 Type-C端子とUSB 2.0 Type-C端子を備え、両端子共に本体充電とリバースチャージ(他デバイスへの給電)に利用できる。USB 3.2 Gen 1 Type-C端子はDisplayPort Alternate Modeによる映像出力に、USB 2.0 Type-C端子は同モードによる映像入力にも対応している。ノートPCなどのセカンドディスプレイとしても利用可能だ。
Lenovo Smart Paperは10.3型のE Ink(電子ペーパー)を備える電子メモデバイスだ。軽量のオールメタルボディーで構成されており、手軽に持ち運んで利用できるという。E Inkの解像度は1872×1404ピクセルとなる。
付属の「Lenovo Smart Paper Pen」はバッテリー不要で利用できる。フェルトチップと最大23ミリ秒という低遅延入力によって、ラグなくメモを書き込めるという。筆圧は最大4096段階で検知するようになっており、ペンは「ボールペン」「鉛筆」「マーカー」「書道」など9種類を用意している。
メインメモリは4GB、ストレージは64GBを備える。ストレージの利用可能領域は50GBほど確保されているため(※1)、メモをたっぷり保存できるのが強みとなる。マイクも備えているので、ボイスレコーダーとして利用することも可能だ。
(※1)ソフトウェアの更新などによって減少する場合がある
保存したメモや音声データは、「Lenovo Smart Paperアプリ」を通してクラウドで同期できる。Android、iOS、Windowsといった異なるOSとの間でも共有可能だ。
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