Lenovoは2月28日(中央ヨーロッパ時間)、コンシューマー向けのPC/タブレットの新製品を発表した。EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)地域では4〜7月に順次発売される予定だが、日本での展開は未定となっている。
「IdeaPad Flex 5i」は第12世代Core-Uプロセッサ(開発コード名:Alder Lake)を、「IdeaPad Flex 5」はRyzen 5000シリーズを搭載するコンバーチブル型2in1ノートPCで、それぞれ14型モデルと16型モデルが用意される。EMEA地域における発売予定時期と想定販売価格は以下の通りとなる。
- 5月発売予定
- IdeaPad Flex 5(14型モデル):549ユーロ(約7万円)から
- IdeaPad Flex 5(16型モデル):699ユーロ(約8万9700円)から
- 6月発売予定
- IdeaPad Flex 5i(14型モデル):499ユーロ(約6万4000円)から
- IdeaPad Flex 5i(16型モデル):699ユーロから
14型モデルはStorm Grey(ストームグレー)、Cloud Grey(クラウドグレー)、Stone Blue(ストーンブルー)の3色から選択できる。ボディーは、モデルによってプラスチックかメタル(アルミニウム)のどちらかとなる(写真はプラスチック版)
16型モデルはStorm GreyとClod Greyの2色から選べる。ボディーはメタル(アルミニウム)のみだ
IdeaPad Flex 5iは、モデルによって以下のいずれかのCPUを搭載する。16型モデルの一部構成には独立GPUとして「Intel Iris Xe Graphics」も併載される。
- Pentium 8505(Pコア1基2スレッド+Eコア4基4スレッド)
- Core i3-1215U(Pコア2基4スレッド+Eコア4基4スレッド)
- Core i5-1235U(Pコア2基4スレッド+Eコア8基8スレッド)
- Core i7-1255U(同上)
メインメモリはLPDDR4x規格(増設/換装不可)で、容量はモデルによって4GB(※1)、8GB、16GBのいずれかとなる。ストレージはPCI Express接続のSSDで、容量はモデルによって128GB(※1)、256GB、512GB、1TBのいずれかとなる。OSはWindows 11 HomeまたはWindows 11 Proをプリインストールしている。
(※1)14型モデルのみ
ディスプレイのアスペクト比は16:10で、ハードウェアベースのブルーライトカット機能を備え、タッチ操作とペン入力に対応している(ペンは別売)。パネルの種類やスペックは以下のものを用意している。
- 14型モデル
- 1920×1200ピクセルIPS液晶(最大輝度300ニト、最大60Hz駆動)
- 2240×1400ピクセルIPS液晶(最大輝度300ニト、最大60Hz駆動、sRGB 100%カバー)
- 2880×1800ピクセル有機EL(最大輝度400ニト、最大60Hz駆動、sRGB 100%カバー)
- 16型モデル
- 1920×1200ピクセルIPS液晶(最大輝度300ニト、最大60Hz駆動)
- 2560×1600ピクセルIPS液晶(最大輝度400ニト、最大60Hz駆動、sRGB 100%カバー)
Webカメラはプライバシーシャッター付きで、モデルによってHD(1280×720ピクセル)撮影に対応するセンサーかフルHD(1920×1080ピクセル)撮影に対応するセンサーを搭載している。
ポート類は左側面に電源入力端子、HDMI入力端子、Thuderbolt 4(USB4)端子、イヤフォン/マイクコンボ端子を、右側面にSDメモリーカードスロットとUSB 3.0 Type-A端子×2を備えている。Thunderbolt 4端子は、USB PD(Power Delivery)による電源入力とDisplayPort Alternate Modeによる映像出力も兼ねている。
無線通信はWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)またはWi-Fi 5(IEEE 802.11ac)とBluetooth 5.xに対応している(※2)。
(※2)Bluetoothの対応バージョンの小数点以下は搭載するモジュールとOSバージョンによって異なる
バッテリーの駆動時間(MobileMark 2018を使った自社測定値)は以下の通りとなる。
- 14型モデル
- 1920×1200ピクセル液晶構成:最大9時間
- 2240×1400ピクセル液晶構成:最大8時間(目標値)
- 2880×1800ピクセル有機EL構成:最大6時間
- 16型モデル
- 1920×1200ピクセル液晶構成:最大8.5時間
- 2560×1600ピクセル液晶構成:最大8時間(目標値)
本体のサイズと最軽量構成の重量は以下の通りだ。
- 14型モデル(プラスチック構成)
- サイズ:約313.1(幅)×224.9(奥行き)×17.8〜19.3(厚さ)mm
- 重量:約1.55kg
- 14型モデル(メタル構成)
- サイズ:約313.1(幅)×224.9(奥行き)×17.4〜18.9(厚さ)mm
- 重量:約1.5kg
- 16型モデル
- サイズ:約357.8(幅)×253.9(奥行き)×18.7〜20.8(厚さ)mm
- 重量:約2.1kg
IdeaPad Flex 5は、モデルによって以下のいずれかのAPU(GPU統合型CPU)を搭載する。独立GPUを備える構成は用意されない。
- Ryzen 3 5300U(3.3G〜3.8GHz、4コア8スレッド)
- Ryzen 3 5300U(3.3G〜3.8GHz、4コア8スレッド)
- Ryzen 3 5300U(3.3G〜3.8GHz、4コア8スレッド)
その他のハードウェアの基本仕様はIntelモデルと同様だが、以下の違いがある。
- 16型モデルにも4GBメモリ構成が用意される
- 14型モデルでメタル構成を選べない(プラスチック構成のみ)
- 14型モデルでは2880×1800ピクセル有機EL構成がない
- Thunderbolt 4端子の代わりにUSB 3.1 Type-C端子が搭載される
バッテリーの駆動時間(MobileMark 2018を使った自社測定値)は以下の通りとなる。
- 14型モデル
- 1920×1200ピクセル液晶構成:最大9時間
- 2240×1400ピクセル液晶構成:最大8時間
- 16型モデル
- 1920×1200ピクセル液晶構成:最大8.5時間
- 2560×1600ピクセル液晶構成:最大8時間
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