能登半島地震の影響により、石川県の一部地域で各社の携帯電話サービスが利用できない障害が利用しづらい、または利用できない障害が続いている。原因は基地局の停電や伝送路の故障など。
KDDIとソフトバンクでは、石川県の鳳珠郡能登町の通信障害が復旧した。1月10日時点で影響を受けているエリアは以下の通り。
ドコモとKDDIは共同で、1月6日から船舶上に携帯電話基地局の設備を設置した「船上基地局」を運用している。衛星アンテナで受信した電波を船上から発信することで、陸路が絶たれている石川県輪島市の一部沿岸エリアでの復旧を目指す。
KDDIとソフトバンクは、衛星通信サービスの「Starlink」を被災地に無償提供している。またソフトバンクは上空から通信エリアを確保する「有線給電ドローン無線中継システム」を、石川県輪島市門前町の一部エリアで稼働させている。
その他、各社では移動基地局の配備、衛星通信や発電機などを活用した応急復旧によるサービスも提供している。
4キャリアは「復旧エリアマップ」を公開しており、震災により通信サービスを利用できないエリアが地図上で視覚的に分かるようになっている。障害が発生しているエリアをより詳細に確認したいときに活用しよう。
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